今回は「TOEICのスコアをバンバン上げていくために、オススメできる対策本&使い方」です。
TOEICは試験なので、必要なことを十分にやれば終わり。なので最低限、何をやる必要があって、どういう気持ちが大切なのか。そういう部分をチェックしましょう。スコアアップのために考えるべきは、それだけ!
(ちなみに、僕は2018年の初めにTOEIC960(&英検1級)を獲得しつつ、今もネイティブ・アメリカンなフレンドと毎週 Language Exchange通話したりしている人間です。そんな感じで!)
↑合わせてチェック!
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TOEIC対策に必要な英語学習とは!?
まず始めに「TOEICという試験で、良いスコアをとるために必要な学習」を確認しておきましょう。英語に限らず「〇〇ならば、達成したと言える」みたいなゴールを理解しないままでは、達成することが不可能だからです。
TOEICが測定する「英語力」とは
とにもかくにも、TOEICは試験です。なので「TOEICは一体、どういう知識・能力を測定する試験なのか」という前提を知ることが大切ですね。というわけで、一言で表すと・・・・・・
TOEICは、一般的な「日常」と「ビジネス」における、一般的なコミュニケーションの基礎を測定する試験
・・・・です。まず、本当に、ここだけ勘違いのないようにしましょう。「ほぼ全ての人が行うだろう」という意味での、一般的なジャンルの、一般的なコミュニケーションの「基礎」です。なので「TOEICしか出来ないマン」が爆誕するのは「基礎に過ぎないものを、邪道なゴリ押し(=試験のメタ対策)で攻略しただけだから」だったりする、のは置いといて・・・・・・
TOEICと「文法」とオススメの教材
つまり「TOEICで必要な知識」は、そのまま「実際に英語を使うなら 99%必要だと言えるような、一般的なジャンルの、一般的な基礎知識」です。なので、まず「文法」が必要になります。
↑まあ、英語学習の全体像については、ロードマップタグの記事を参考にして欲しいんですが・・・・・・
↑いわゆる「文法」には、限りがあります。なので、たとえば「一億人の英文法」のような文法網羅本を読んでしまえば、それで学習が終了します。TOEICで満点がとれるし、英検1級に合格できるし、普通に英語を使っていく上で(ほぼ)全く困らないし・・・・・という意味で。
そういうレベルの知識が、たったの600ページで手に入ります。小難しい用語だって、覚える必要はありません。ただ、この「みんながこういうルールで使ってるよ〜」という常識に合わせて、使えればOK。
↑で、そういう「まとめられたルール」の内容は、誰が説明しようが変わりません。なので「“一億人の〜”は難しい!!合わない!!」なんて感じた場合も、たとえばこの「マンガで分かる」シリーズにしてみるとか。本当に、何を使おうが変わりません。
(もちろん、事実ではない「解釈」とか「覚えやすくするための知恵」とかは変わるので、どんな本でも、そこは気をつけながら使いましょう。そこが、嘘や誤解の発生するポイントなので。)
TOEICと「音」とオススメの教材(=Youtube)
もう1つ、言語の基礎知識には「音」がありますが、これにも限りがあります。100%学んだら、終わり。なので、やっていないなら、やりましょう。遅ければ遅いほど、後で困るタイプのやつです。
↑要するに、並べられたアルファベットをどうやって(=どういう音で)読むのかって話と・・・・・・
↑並べられた単語をどうやって(つなげて)読むのか、という話。
「別にスピーキングのテストは受けないし・・・・」なんて人でも、誰かがスピーキングしているのをリスニングするわけなので、絶対に必要な知識です。で、これを分かっていれば分かっているほど、リスニングのレベルは上がっていきます。間違いなく。
で、今動画を貼ったように、これを学ぶのに本を買う必要はありません。今はインターネットがあって、Youtubeがあるからです。好きなだけ、ネイティブの真似が出来るし、なんなら、ネイティブが英語で英語を教えるチャンネルが山のようにあります。
(↑オススメのYoutubeチャンネルなどはコチラ!)
↑思いっきり日本語を使って説明してくれるチャンネルなら「あいうえおフォニックス」とか、良いですよ。
↑書籍も出してらっしゃるので、合わせてチェックすると便利!
↑で「アメリカのアクセントを完璧にしよう〜!!」みたいな、もう少し細かい知識になってきたら、こういうベストセラーを買ってみたり。やることは常に「音を聴いて、真似する」だけですが!
TOEICと「ボキャブラリー」とオススメの教材
そして最後に・・・・・というか基礎であり、限りない知識として「ボキャブラリー」がありますね。
↑これはネイティブですら、ほぼ永遠に学び続ける知識なので「とりあえず、なんとなく全体的に網羅できる風の単語帳はないの〜!?」ということなら、こういう図鑑(1112ページで6000円!)をやってみるとか、英語の辞書を読み通す(w)とかって感じですが・・・・・・・
↑TOEICという試験に出る「ボキャブラリー」には限りがあるので「どの単語を知ってれば、良いスコアがとれるのか」という情報としての、単語帳を買えばOKですね。なので、2019年6月に初めて作られたばかりの、公式ボキャブラリーブックをオススメします。
チョロっと見た感じですが「まあ、そうなりますよね」という感じの内容。必要な単語が十分に手に入るだろう、と。何より「実際に、過去のテストに使われた文を抜粋して、例文として掲載」しているのが良いですね。価格もお手頃。
↑あとは、ここらへんとか。別に「TOEIC用の単語!」という意味では気にするような差はありませんし、どうせ毎回いくつか知らない単語に出会うでしょうから、それに対応する「文脈を読んで、知らない単語の意味をカバーする力」のほうが重要ですし。
もちろん、単語帳の形式として「長文型」なのか「フレーズ型」なのか「単語型」なのかという違いはありますが、そこは好きなのを選べば良いだけ。というか、何を使おうが「覚え方」を知っているかどうかでしかありません。
言ってしまえば、日本語を介して覚えるよりも、英語は英語のまま、文脈や映像をイメージして覚えたほうが良いという事実が存在するのみです。
この時点で「めんどくせえ。やめてえ」と思ったアナタへ
と、上記の事実を知って「めんどくさい」とか「挫折しそうだな。はいはいムリムリ。」なんて反応してしまった全てのアナタへ。
この世には「自分で考えて量と質をこなすことで、安く済ます」パターンが無理な人のために「お金を払って量と質を買うことで、時短&省エネする」パターンも存在します。
スタディサプリのTOEIC対策コース
↑それが「スタディサプリTOEIC対策コース」です。圧倒的に、オススメします。
↑詳しくは、こうした記事に個別でまとめているので、チェックしてみてください。本当に、圧倒的な量と質を兼ね備えたコンテンツを通して「TOEICという試験に必要な対策(=単語、文法、音、LRのコツ)」から「実践的な英語力も身につけるためのトレーニング」まで全て、満遍なく教えてくれます。
しかも「1レッスン、1トレーニングが3分〜」とか細かく分けられていて、スマホアプリとしても利用することが出来るので、家で、1人で、スキマ時間を活用してサクサク進められちゃいます。
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TOEIC対策にオススメの単語帳・参考書①:リスニング編
気を取り直して「TOEICのリスニング対策にオススメな教材」と、その使い方!
TOEICのリスニング対策で大切なコト
まず、絶対にやったほうが良いことというか、当然やるべきことですが「書き起こしのシャドウィング&暗唱」をしましょう。まず 1回やって、やりきった勢いで 2回、3回繰り返す。そのくらいの感じで十分なので。
さっきも書いた通り、リスニングとは、誰かのスピーキングを聴くことです。なので、スピーキングする側になることが、最高のトレーニングになります。
もちろん暗唱以上に、ネイティブキャンプ やレアジョブ英会話といったオンライン英会話などを利用して、ひたすら実践すると最高です。結局「泳ぎ方は泳いで覚えるしかない」し、何より、コミュニケーションの経験によって「英語で話す人の思考回路」を知ることが、次の一言を予想しながら聴く姿勢につながるからです。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5
↑で、そういう「英語力」の問題は置いといて、TOEICという試験を攻略するためのメタ的な「試験力」も大切。なので、ひたすら模試を解いて解いて解きまくりましょう。公式が出しているのは、こういう見た目のやつです。
まあ、正直公式の模試は値段の割に2回分だけで微妙だと思うので・・・・・・・
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング
↑僕は、これを買ってやりました。というか模試としては、これ以外ほぼ触れてません。少し高地トレーニングっぽいノリもあるんですが、必要な情報が十分に詰まってて、コスパが良いです。
何より、普通の解説に加えて添えられている「これがエッセンス」「990点講師の目」というメタ対策コメントが良い感じ。たとえば、Part1の写真描写問題で「たとえ人が写っていても、モノを描写する文が正解になることがあります。なので〜〜うんたらかんたら〜〜〜」みたいな、そういう。
↑あと最近(2019年1月末)第二弾も出たので「5回分か〜・・もうちょっと欲しいんだけど、他のシリーズまたいで回数増やしてもな〜・・・・」みたいな時に、便利でしょう。オススメ!
TOEIC対策にオススメの単語帳・参考書②:リーディング編
次に「TOEICのリーディング対策にオススメな教材」と、その使い方!
TOEICのリーディング対策で大切なコト
TOEICのリーディングで最も大切なコト。それは「とにかく速く読むこと」です。本当に、これに尽きますw
受験者の中で200問までたどり着いている人は、いったい何%いるのでしょうか。一桁であることは間違いないんじゃないかと思います。なので・・・・・と言うほどのことでもありませんが(w)逆に200問までたどり着けるようになれば、その頃には900点を越えているでしょう。
最後まで解ききった時の快感といったら…..まあ、それなりのものです。とりあえず、その快感を目指して突っ走りましょう。つまり「時間配分」ってやつですね。試験なので当たり前。
具体的には、問題文を音読して、また音読して、覚えるまで音読して、暗唱しましょう。と言っても、0回以外なら十分です。最低でも1回は音読しましょう。初心者に限らず、言語学習では声に出すか出さないかが、成長するかしないかの分かれ目だったりしますから。
TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編
↑というわけで、言ってしまえば「慣れれば終わり」なのが、試験ですね。逆に言えば「慣れでスコアが上がってしまうまでに、いかにして”英語力”を伸ばせるか」という闘いだったりもするでしょう。そういう能動的な姿勢が大切!?
↑ちなみに、TOEICでは2016年5月から、問題形式が変更されたりしました。なので、それ以前に出ているこの問題集シリーズは、現在の形式と異なります。
まあ、根底から覆す変更とかではないので、模試としてはある程度役に立つでしょうが、上に紹介したような問題集がたくさんあるので、別にやる必要は全くありませんね。
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング
↑そして個人的には、この問題集がオススメ!
↑リーディングの第二弾はコチラ。別に「リーディングだけ〜〜!!」「リスニングだけ〜〜!!」で買っても、普通に使える一冊となっております。が、やっぱり両方セットがオススメですね。そういう変なことをする必要はありません。普通のトレーニングを、普通にこなしましょう!
リーディングでも「これがエッセンス」「990点講師の目」を役立てまくりましょう。たとえば「Part6における文脈依存の問題には〇〇と〇〇と〇〇と〇〇と〇〇のタイプがあって〜〜〜〜うんたらかんたら〜〜〜〜」とか!
TOEIC対策にオススメの単語帳・参考書③:200、300、400、500点の初心者編
からの、点数別で解説しておきたいことも少し。まず200〜500点くらいの初心者の人は・・・・・・・
TOEICの初心者を脱するために大切なコト
本当に、何も固まっていない状態です。「音・文法・単語」と「LRWS」という運用能力と、何より、TOEICという試験に対する「慣れ」が、です。「大学受験でそこそこ勉強したのに、初めてTOEIC受けたら200〜400点だった〜〜〜!!!」なんてありがちですが、それは上記の全てが、全く固まっていないからです。
なので、固めたらレベルアップできます。ここまでに紹介したものを普通に活用すれば、必ず誰でもレベルアップできます。細かい順序は自由ですが「音・文法・単語」という基礎を作りつつ、試験に慣れていく中で「LRWS」を磨き続ける。それだけです。
何から始めれば良いか分からないなら、一にも二にも模試を解きましょう。そうして「どのくらい分からない単語が出るのか」とか「文法が解けない原因なのか」とか「シンプルに時間が足りなくて、もっと速く読めば良いのか」とか、目の前の原因を見つけましょう。
そしてそれを、とりあえず解決する。その繰り返しです。そういう当然のことを当然のようにできる人なら、簡単に初心者を脱することができます!
当然のことを当然のように教えてくれるサービスがあります
というところで「そんなの出来ない!!」なんて思ってしまう人もたくさんいるでしょう。が、それは「出来ない」のではなく「踏み出せない」だけです。地図が頭に入ってるのに、視界が真っ暗だから、怖くて踏み出せない。そういう状況で止まっている人は、死ぬほどいます。
↑なので、そういう人のために「手取り足取り、1から10まで教えてくれるサービス」があるんです。勇気を出してゴリゴリ進むか、お金を払ってスッ飛ばすか・・・・・・そのどちらかを選ぶだけ!
TOEIC対策にオススメの単語帳・参考書④:600、700、800点の中級者編
次に、600〜800点くらいをウロウロしている中級者の人は・・・・・
TOEICの中級者を脱するために大切なコト
試験のメタ対策でゴリ押ししているなら、今すぐやめましょう。
TOEICは試験なので、何度も続けていれば必ず慣れて、多少なりとも点数が上がります。もちろん別に、それで良いっちゃ良いんですが、そこに「英語力」がついてきていないなら「TOEICしか出来ないマン」まっしぐらです。
↑小手先のテクニックではなく、英語を英語で学ぶ。つまり、英語で何かを学ぶ。知る。知って、喜ぶ。楽しむ。何より英語スピーカーの文化を知って、アツくなる。その全てが、あなたの「英語力」につながります。
(もちろんボケーっと眺めているだけでは、何にもなりませんが!)
日々のインプットは大前提として、実践に飛び込んでみる
で、「基礎的な知識をそこそこ網羅できてきてるはずなのに・・・・なんでスコアが上がらないor安定しないんだろう!?」なんて悩んでいるなら、それは「慣れ」という名の「LRWS」能力が未熟だからという話になりますが・・・・・・
シンプルに、自分が英語を使うことにリアリティを持てていない可能性
・・・・・も、あるでしょう。言ったら、精神的な問題ですね。日本語でだって、自分に関係ないことを「きけ!!!」とか「しゃべれ!!!」とか言われても、土台無理な話だったりしますから。
↑なので、実践しましょう。たとえば、オンライン英会話で。ネイティブキャンプ でもレアジョブ英会話でも、だいたい無料体験ができます。とにかく「目の前の人間が、自分に向かって、英語で話しかけてくる」というインパクトを、まずは感じてみましょう。
そういう経験を通して、英語を自分ごとにするんです。それによって「LRWS」する時の姿勢が「今、自分は人間とコミュニケーションをするために、LRWSしているんだ!!」みたいな、能動的なものに変わるでしょう。無意識だとしても。
TOEIC対策にオススメの単語帳・参考書⑤:900〜の上級者編
最後に、900点〜くらいの上級者へ。
TOEICの上級者と、その先
900オーバー、おめでとうございます。引き続き、インプットしましょう。
日本の英語学習者には、インプットの量が絶望的に少ない人が多いです。自分が今の日本語力を身につけるために経た時間を思い出しましょう。18歳なら18年×365日×12時間=78849時間とか、ザックリそのくらいインプットし続けてきたはずです。だから今、そのくらい日本語が使えるわけです。
別に、英語でも同じだけインプットしてアウトプットしろという話ではありませんが、たとえば「TOEICしかできないマン!!」みたいなタイプの学習者なら、だいたい上記の200分の1くらいしかインプットしていないという話です。(ザックリ感覚で言ってますが。)
もちろん、ネイティブがネイティブと話している動画や音声を、です。2010年より前の学習者なら仕方なかったりもしたでしょうが、今はインターネットがあります。Youtubeがあります。ポッドキャストがあります。本当に役に立つコンテンツが、無料で得たい放題な時代です。
・・・・・・みたいな話を分かっていないなら、900オーバーしたところで、英検1級に合格したところで、あなたは「試験しかできないマン」のままです。それだけは、避けましょう。避けられたなら、万事OKですね。
それでは、あなたのTOEIC道に幸あれ。
おわり。
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