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海外ドラマの英語が聞き取れない?リスニング(発音)ルール7つと原因

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学習法・まとめ

前回【ジャンル別】英語の勉強にオススメな映画・海外ドラマ【45選】をまとめましたが、今回は・・・・・

  • 「海外ドラマの英語、聞き取れない!!!」
  • 「ネイティブっぽく発音するためには、どうすればいいの?」

↑なんて、悩んでいるあなたへ。

「よく聞く英語のリスニング(発音)ルールの用語まとめと解説」with「ルールより大切なこと。海外ドラマの英語が聞き取れない本当の原因は?」

という感じで、お送りします。「リスニング(発音)ルール!」とか言って、いろいろ用語もありますが、この記事を通して感じてもらいたいことは一つ。

「とりあえず発音しやすくするために、ネイティブって無意識にいろいろやってるんだな〜。ふ〜ん、映画・海外ドラマ見よ。」です。

それ以上に難しく考える必要はありません。「なんか、聞き取れないんだけど〜〜!!」なんて、つまづいた時、こうしたルールを思い出してみてください。

ちなみに、記事内では「What did」を「わっだ」とか、日本語で書いてますが、すべて目安なので、あしからず。

発音
「発音」の記事一覧です。

↑ちなみに発音というか、英語と日本語の母音の周波数も解析したりしています。合わせてどうぞ!

(※スマホの人は右下の「INFO」から、いつでも目次が見れます)

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海外ドラマの英語が聞き取れないなら、まずは主なリスニング(発音)ルールをチェック!

Listening conditions0

  • Contraction(短縮)
  • Linking(連結)
  • Intrusion(侵入)
  • Reduction(弱化)
  • Elision(脱落) もしくは Deletion(消失)
  • Assimilation(同化)
  • Flapping(弾音化)

↑今回紹介するリスニング(発音)ルールの一覧です。もう「しんにゅう???だつらく????」って感じた人はナカーマ( ^ω^ )ですね。「多すぎ….」と思ったあなたも、正常です。とは言え、実際は多くないので安心してください。

各ポイントでも解説しますが、とにかく早く、楽に話したいから、つなげたいという気持ちが根本にあって、その上で音が弱くなったり、消え去ったり、生まれたり、変化したりするだけです。なので、いちいち名前を覚えなくて大丈夫。

はい。それでは、こうしたルールを解説するネイティブのYoutube動画って超〜〜〜〜たくさんあるので、各ルールの動画をチェックしていきましょう。

聞き取れない?海外ドラマと英語のリスニング(発音)ルール①:Contraction(短縮)

まずは普通に、ちゃんと日本の学校でも習う「Contraction(短縮)」です。いわゆる「短縮系」ってやつですね。

  • Contractions(短縮系)を81コ、実際に発音してみるよ!
  • ついでに、ReductionとかElisionとかDeletionを使った「カジュアルな、楽な言い方」も紹介するよ!
  • ちなみに、Reductionとかは早く話すためのものだから、ゆっくり話すと変な感じになるよ!

↑上の動画は、こんな内容になっています。「なんだ、短縮系か」と思ったかもしれませんが、動画は一見の価値しかないので、見ましょう。

聞き取れない?海外ドラマと英語のリスニング(発音)ルール②:Linking(連結)

次に、シンプルに「お尻と頭をつなげるよ!」というのが「Linking(連結)」です。なんか、今回紹介しているルールの王様みたいなもんかと思います。

先に紹介した「Contraction(短縮)」にしても、他のルールにしても、とにかくなるべく早く、簡単に、楽に発音したいからバンバンつなげようよ〜というシンプルな原則「Linking(連結)」が根本にあると言えるかな〜、と。

  • 「attach it」が「atta chit」に。
  • 「increase energy」が「increa senergy」に。
  • 「walk over」が「wal kover」に。
  • 「listen again」が「liste nagain」に。

↑上の動画では、このあたりで説明されています。例文では「Come over.」とか「You look amazing.」とかの実践もあります。一見の価値しかありません。

(その他の例:「in an hour」)

聞き取れない?海外ドラマと英語のリスニング(発音)ルール③:Intrusion(侵入)

次は「Intrusion(侵入)」です。簡単に言うと「つなげたいつなげたい・・・・・って気持ちが強すぎて、勝手に音をはさんじゃった!!!」という、おちゃめな現象(?)です。

  • Intrusionの定義は?
  • 「Law and order.」などに見られる、Intrusive “r”
  • 「He asked.」などに見られる、Intrusive “y”
  • 「Go on!」などに見られる、Intrusive “w”

↑動画の内容はこんな感じ。主に「r、y、w」音の侵入があって、それぞれ「Intrusive r」とかって呼ばれます。

(その他の例:「You and I」(Youとandの間に、Intrusive w))

聞き取れない?海外ドラマと英語のリスニング(発音)ルール④:Reduction(弱化)

ここから先は「学者になりたい!」みたいな人以外は、もう全部まとめて考えたほうが良いかと思います。

  • 「what did」をゆっくり、「わっとぅ、でぃどぅ」
  • 「what did」が「わだどぅ」に。(LinkingだしElision、DeletionだしReduction
  • 「what did he」が「わっでぃ」に。
  • 「what did you」が「わっじ(ゃゅぇ)」に。(上のに加えてAssimilationだしReduction
  • 以上を踏まえて「What did you do?」「What did I do?」「What did you say?」「What did she say?」「What did it say?」「What did she want?」「What did they want?」「What did we do?」「What did he need?」「What did they need?」

↑というのも、上の動画の「what did」こそ顕著な例ですが、大抵、いっぱいルールを使うので、全部まとめて「Reduction」と呼ばれたりするからです。言語学や音声学の細かい定義を、全部覚えなくて良いってことです。

むしろ「こういう時はこうするよね」みたいに覚えるのが普通だし、楽。なので「あ、これは最終的にこういう音なんだ〜」と、経験を積み重ねて、困った時に分析すればOK。

細かく、Reduction(弱化)

で、細かい「Reduction(弱化)」って何?って話ですが・・・・・

↑こちらの動画が参考になります。ちょうど動画内の話を引用すると、

「Content Words(内容語)にはストレスを置いて、強く発音するけど、Function Words(機能語)にはストレスを置かず、時には母音をシュワ(ə←曖昧母音)に変えちゃったりもするんだよ」

というのが「Reduction(弱化)」です。

ちなみに基本、1つの単語の音節(シラブル)単位で考えるのがポイント。例えば「important」なら「im-por-tant」と3音節(シラブル)の真ん中にストレスを置き「im」「tant」の母音ををシュワ(ə←曖昧母音)に変えたり、という感じです。

(その他の例:of、a、the(ストレスを置かずに、弱く発音されるfunction words))

聞き取れない?海外ドラマと英語のリスニング(発音)ルール⑤:Elision(脱落) もしくは Deletion(消失)

「Elision(脱落)」もしくは「Deletion(消失)」は、シンプルに「発音しにくいから、つなげることを諦めるっていうか・・・・・もう発音しません!!!!」という気持ち(とそれによって起きる現象)の名前です。

  • 「I can'(t) do that.」
  • 「I can'(t) stand the rain.」
  • 「I mus(t) be time to leave.」
  • 「Am I the firs(t) person here?」
  • 「I don'(t) want it.」

↑上の動画では、こうした例が出されています。詳しいルールは「次の音が似ている音、強い音の場合、語尾のほうの音を消すよ」というものです。

まあ「くっつけにくい子音と子音は、もう諦めるよ。やだよ。」ということです。とても分かりやすい気持ちです。「つなげよう!」という気持ちが消失して、舌を動かす筋肉たちが脱落するのでs(ry

(その他の例:button、little(シュワの消失)、goo(d) day、I got i(t)(文末の消失)

聞き取れない?海外ドラマと英語のリスニング(発音)ルール⑥:Assimilation(同化)

「Assimilation(同化)」は「Elision(脱落)、Deletion(消失)」の反対。「なんかくっつけられそうだし、もう2つの音を1つにしちゃえ!!!」というノリ(とそれによって起きる現象)の名前です。

ちなみに「wanna(want to)とgonna(going to)」は分類が難しいですが、割と「Assimilation(同化)」に入ることが多いです。

  • bless you
  • dress shoes
  • meet you
  • did you

↑上の動画では、このあたりが例に出されています。

(その他の例:would youなど)

聞き取れない?海外ドラマと英語のリスニング(発音)ルール⑦:Flapping(弾音化)

最後に「Flapping(弾音化)」です。「better」を「べたー」じゃなくて「べだー」って言ったりするアレです。

  • part of
  • sort of
  • at a
  • that I

↑上の動画の内容は、このあたりで「Flappingしつつ、Linkingしてみよう!」です。

(その他の例:What is it?)

ところで、海外ドラマの英語が聞き取れない本当の原因は?

Listening conditions1

主なリスニング(発音)のルールは以上です。

しかし、あなたが海外ドラマの英語を聞き取れない原因は、他にあるかもしれません。「リスニングのルールは知ってるはずなのに・・・・・・・・なかなか聞き取れないし、原因が全然わからないな・・・・・?」という状態のあなたへ。少し、日本語を例に考えてみましょう。

  • 「いいえ!・・・・とぅおんでおおざいあせん!!」
  • 死にかけの友人「あ”・・・・・・い”・・・・・あ”・・・・・・お”・・・・・・・!!!!!!!!」

↑これ、なんて言ってるか分かりますか?

たぶん、なんて言ってるか分かりますよね。しかも、簡単に。はい。正解は「いいえ!・・・・とんでもございません!!」と「ありがとう」です。分からなかった人はいないと思いますが・・・・・

実は、これが「あなたが海外ドラマを聞き取れない原因」かもしれません。

英語のリスニング(発音)ルールを武器にする前に「英語の音」に慣れよう

Listening conditions2

はい。要するに「英語の音の流れ」に慣れよう、という話です。

上のセリフが分かるのは「日本語の音の流れ」つまり「日本語の母音の流れとセリフの関係」を、めちゃくちゃ覚えてるからですよね。

「おああああおうおzzzzzざいうぁsssssう!!!!」って音が聞こえたら「ああ、とりあえず挨拶みたいなことを言ったんだな・・・・・」みたいに分かる。

それは、母音の耳障りと話し方や声の調子くらいで「あ、今なんか”重要なことを言うよ!!!”的な流れに入る言葉を並べたんだな〜〜〜」とか「なんか知らないけど、とりあえず前置きみたいなセリフを並べてるんだな〜〜〜〜」みたいなのを、感覚的に理解してたりするんだと思います。

(あと、加えて「あ、この人はこういう見た目だし、ああいう性格っぽくて、たぶん次に〜〜〜〜〜みたいなことを言うだろうな。」とか「あ〜はいはい。どうせ次に〇〇〇〇って言うんでしょ?」みたいな予想(脳の成長)も、超・重要ですが・・・・・・どちらにせよ。)

そこに、リスニング(発音)のルールもクソもないですよね。ただのケーススタディです。知ってる音の流れだから、意味を想像できる。意味を想像できるから、結果として理解できる。みたいな。

これって、日本語のネイティブとして当たり前にやっている大前提です。なので当然、英語のネイティブも同じことをやっています。しかし、英語を勉強している日本人の多くは「そんなのありえない!!!」と、やる前から諦めてしまいます。

それどころか、後に来るべき「リスニング(発音)のルール!!!」みたいなのに縛られて、頭でっかちになりがちです。

とりあえず、それだけは避けましょう。

英語は子音と曖昧母音が重要だけど、とにかく「音の流れ」に注意してみよう!

まあ英語の場合、子音や曖昧母音がメインだったりするので、母音の耳障りと言うと厄介かもしれませんが・・・・。とにかく100%「音」のみに集中して、限界まで注意して聞き取ろうとした回数だけ(そしてそれを映像イメージ=文脈と深く結びつけた回数だけ)耳(と脳)が成長して、英語力に繋がっていくという話です。

で、細かいルールは、困った時に思い出せばOKです。最初から暗記しておく必要はありません。「自分は日本語のネイティブとして、こんな小難しいことをしているだろうか?」と、常に問い続けることが大切です。

もちろん、その上で「効率的に学ぶために、ルールを完璧に活用するぞ!」というなら、それはそれで良いことですが・・・・

英語の細かいルールのお尻を追い回すより、ネイティブたちの文化を知って、どういう思考回路で、どういう表現方法がノーマルなのかを知ることのほうが100倍大事ということです。

そのためにこそ、海外ドラマや映画を役立てましょう。

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おまけ:「Typoglycemia」について

こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
ちんゃと よためら はのんう よしろく
引用:https://dic.nicovideo.jp/a/typoglycemia

↑あと、こういうのもありますよね。最初と最後の文字さえ合っていれば、残りの順番を入れ替えても読めるという。(研究ではないらしいですがw)

Aoccdrnig to rsereach at an Elingsh uinervtisy, it deosn’t mttaer in waht oredr the ltteers in a wrod are, the olny iprmoetnt tihng is taht frist and lsat ltteres are in the rghit pclae. The rset can be a toatl mses and you can sitll raed it wouthit a porbelm. Tihs is bcuseae we do not raed ervey lteter by istlef, but the wrod as a wlohe.
引用:https://dic.nicovideo.jp/a/typoglycemia

↑英文のオリジナルはコチラ。(らしい)やっぱり英文だと、日本語より難しいですねw

とりあえず言えるのは、これも「正しい文章、文字の並びを何度も見たことがあって、知っているから理解できる」という話の1つかと思います。

英語のネイティブスピーカーは、それくらいたくさんの英語を聞いて、知っていて、覚えている。それこそが、ネイティブスピーカーをネイティブスピーカーたらしめる最大の要件だということは、真面目に考えるべきだな、と思います。

おわり。

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