今回は単語はイメージと音で紐づけて覚えるのが正しいという話で出てきたFORVOというサイト&アプリの登録方法から使い方まで解説します。英語の発音学習のお供に、おすすめです。(英語ネイティブの友達が使ってて、教えてもらいました。)
(※スマホの人は右下の「INFO」から、いつでも目次が見れます)
FORVOの使い方!無料で英語の発音学習:概要まとめ
FORVOとは、世界中の発音が集まる所
キャッチコピーは「All the words in the world. Pronounced.」 「世界最大の発音辞書」です。FORVOでは現在、370以上の言語で500万以上の単語の発音が投稿されています。年間110 million、つまり1億1000万以上の訪問があり、70万以上のユーザーが登録しています。Time誌の50 Best Websites 2013にも選ばれました(VIEW ALLで見れます)。Twitterもあります。いわゆるUGC(User Generated Contents)ですね。発音投稿数のランキングを見ると、ドイツ語、タタール語、ロシア語の後に英語、日本語が続いています。
古代ギリシャ語(Ancient Greek)とかも人気なのが面白いところです。
ここらへんはほとんどきいたことありませんね…w
FORVOの使い方!無料で英語の発音学習:無料ユーザー登録で出来る事
パソコン版のサイトで説明していきますが、モバイル版のサイトも基本同じです。英語の発音は現在280,340ほど投稿されており、単語数で言うと169,707単語投稿されています。言語選択から英語のページへ飛ぶと…..
こんな感じ。色々な情報が見れます。Essentials や Useful travel phrasesがまとめられているのもまた、FORVOの最高なところです。そのまま「日常でよく使うフレーズ」と「旅先などで便利な表現集」ですね。Flirtingはよく「イチャイチャする」と紹介されますが、ここでは「軽口でナンパする」みたいな意味合いでまとめられてる感じですねw こういうのがUGC(User Generated Contents)型の面白くて良いところです。ぜひ活用しましょう。
FORVOの使い方!無料で英語の発音学習:登録する理由をチェック
FORVO自身が解説しているので、そのまま確認してみましょう。日本語だと
ーーー登録ユーザが使用できる機能
- 他の人のコミュニケーション能力向上に協力
- 使用言語の選択とすばやい録音
- 他ユーザの発音に対する投票や友達との共有
- 発音を知りたい単語の追加
- 追加した単語や発音した単語の追跡
- MP3音声ファイルによる発音のダウンロード
こう書いてありますが(原文ママ)…..。
英語でOKという感じですね。
いやまあ、だいたいはわかりましたが、これこそが英語を学ぶべき理由の1つでもあります。ネットで情報を検索する時、英語が分かれば得られる情報量が圧倒的に違います。ということで、英語でユーザー登録すべき理由を見てみましょう。
ーーーWhy register
- Help others to communicate better
- Add words you want to learn to pronounce
- Vote on pronunciations
- Keep track of your additions
- Create your own favorites list
- Download MP3s of pronunciations
はい。と思ったら英語も日本語も広告文句自体に大差はなかったですね。誠に遺憾です。解説はしませんが、だいたいこんな感じです。まあ登録して使えばすぐ分かる部分ですね。ただそんなに使い込むかは、お好きにどうぞ。
というところで、重要なのは!
- mp3で発音をダウンロードできる
- ユーザー同士でコミュニケーションできる
ここらへんですね。当サイトでは「単語の意味のイメージを音と紐づけて覚える」ことを正しい英語学習としています。その際、FORVOに登録すれば
- 暗記ソフトAnkiを使う
- 単語(文章)ー画像のカードを作る
- FORVOでダウンロードした音声も紐づける
という風に「単語(文章)ー画像ー音声」の日本語を使わない単語カードを自分で作れたり。
↑Ankiについてはコチラ。
FORVOの使い方!無料で英語の発音学習:実際に使ってみる
FORVOの使い方①:ユーザー登録方法
上に貼ったトップページの右上「Sign UP(サインアップ)」をクリックして、「Create an account」ページへ。
まあ難しいことはないですね。パスワードは2回入力して、Statusは英語学習者としてStudentを選んでおけばOKです。あなたが日本語を教えている先生なら、Teacherで登録すればOKでしょう。
こんな感じで全部入力しましょう。FacebookやGoogleアカウントでも登録できますので、お好みで。
FORVOの使い方②:検索バーから発音を探す
検索バーに単語やフレーズを入力しましょう。画像のように、一応対訳も探せるようですが、充実していませんし、日本語で単語の意味を学ぶのは邪道なので使う機会はありませんね。
ためしに1番人気の単語”water”で検索すると・・・・・・これくらいの数が出てきます。フレーズも検索してくれるのが嬉しいところです。参考にしてください。
FORVOの使い方③:Most consulted pronunciationsで難しい発音をチェック
あと使いたいのは「Most consulted pronunciations」ですね。これは一番参照されている単語、つまり人気の単語ですが、要するに・・・・・
- 非ネイティブがよく間違える発音を含む単語
- 地域によって発音に差がある単語
- 有名、話題の固有名詞
といった単語が並んでいます。発音に悩んでいる人にとって、これほど有用なランキングはありませんね。world, schedule, can’tなど、ここでひたすらチェックしておきましょう。アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語の違いとか。この人の声の感じだと、たぶん自分の骨格とか歯並びに近いだろうから〜〜〜〜、とか。サンプルが多いに越したことはありません。
FORVOの使い方④:世界の非ネイティブの発音もチェック
特に人気の単語だと、世界の非ネイティブの発音もチェックできるのが FORVOの良いところ。日本人は「ネイティブ英語 vs 日本人英語」という図式で悩んでしまいがちですが・・・・・まあ、良くないことです。
なので、世界の他の非ネイティブの発音の傾向を知ることで「日本人訛り=恥ずかしい、ダメ」という無駄な固定観念を壊す、そのきっかけになるんじゃないかと思います。
FORVOの使い方⑤:ユーザー同士でコミュニケーションする
色々な発音を確認したら、イイねとか、投票したり、自分でも発音を投稿したりしてみましょう。FORVOはそうした有志のユーザーによって作られているので、「FORVOイイな!」と思ったら、日本語の発音を投稿したりして、サービスに貢献してみると良いですね。
ただ現状、FORVOはどちらかと言うと「正しい発音を探せる辞書」であって「発音を添削してくれる場所」にはなってないな〜、とは思います。
なので、もしユーザー同士のコミュニケーションを求めるなら、HiNativeやLang8あたりがおすすめ。アプリがすごく使いやすくて人気なので、「自分の発音・日記を添削してほしい」場合は、そちらを使いましょう。
↑ちなみに「HiNative Trek」というチャット式のビジネスオンライン英会話もあったり。
FORVOの使い方⑥:「オンライン英会話」で実践する
こういう学習は全て実践しながら行うものです。なんなく「まあ準備できてきた気がするな〜」と思えたら、瞬間、オンライン英会話での実践に挑戦してみましょう。
FORVOの使い方!無料で英語の発音学習:英語以外の「発音」もチェックしてみる
だいたいの使い方は以上です。あとは、まあ英語以外の様々な言語の発音を聞きまくってみるのも良いでしょう。日本人の英語アレルギーを治す一環として「英語は世界中に存在する様々な言語のうちの1つでしかないんだ」という事実を、感覚として理解するのに「FORVO」はとても良い場所だと思います。
もちろん日本語も、様々ある言語うちの1つでしかありません。それがインターネットで簡単に確認できるんですから、本当に良い時代になりましたね。
FORVOを使って、発音とは何かを考えるきっかけにしてください。そして言語とはなんだったかまで考えることで、あなたの英語学習はより正しく、楽しいものになっていくでしょう。
以上です。あなたもFORVOを通して、世界とつながってみましょう。
おまけ:FORVOはアプリもあるけど…
こんな最後に書いてる時点で「お察し」という感じですが、解説します。
FORVOにはアプリもあります。app storeで360円。
注意点としては
- 日本語での表示には対応していない
- サイト版で十分という感想が多い
- ユーザー間のコミュニケーション用って感じ
ですね。表示言語は「スペイン語、フランス語、ポルトガル語、英語」で、日本語表示はできません。
と言ってもソコは、むしろ英語表示で使うべきなので良いんですが、問題はサイト版で十分なところですね。主にユーザー同士のコミュニケーションをサポートするアプリといった感じですので、それを求めていない人はダウンロードしなくても大丈夫かと。
サイトでもDONATE(寄付)が出来ますし「FORVOの運営に貢献する!」という意味でも、買いたい人は買いましょう!
買わない!
コラ
現場からは以上です!
おわり。
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