今回はもうすぐ平成も終わるということで・・・・
「東京オリンピックとかあるし、とりあえずなんとなく英語を始めたいって気持ちはある!」
けど・・・・・
「地方とか田舎住みで、リアルの環境には英語学習をやっていけそうな環境がない!」
・・・・・みたいに悩んでいる人へ向けて【田舎住みが英語学習を自宅で簡単に済ませる方法7つ】を、独学の時、知っておいたほうが良い知識と共に、まとめます。
これを書いているぼくも、独学で学習を進めた1人です。今年(2018年)の初めに「英検1級、TOEIC 960」を獲得して、現在は定期的にネイティブの友達と通話したりしています。
つまり、この記事の内容を理解して、しっかり実践していけば、少なくともそのくらいの英語力まで、目指すことができる。という感じで、参考にしてください。
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田舎・独学・自宅で英語学習:7つの方法アウトライン
はじめに概要をまとめておくと、
- まずは英語学習の全体像を理解する
- 自分の現在の実力を確認する
- 英語学習のゴールを決める
- ゴールから学習コースを逆算していく
- オンラインでの学習コンテンツ選び
- 目の前の小さなゴールを1つ1つ達成していく
- 1へ戻る(+心構えを確認)
という感じです。これらはすべてぼくも実践したことです。
具体的な教材も紹介しますが、それらをなぜやるのか、どのようにやるのかが分かっていないと、いつまで経ってもできるようにならないマンに変身しがちです。特に独学の場合は自分で、自分のことをどれだけ考えたかが全てなので、それだけ、まず肝に命じておきましょう。
田舎・独学・自宅で英語学習①:まずは英語学習の全体像を理解する
まず、英語学習の全体像を理解しましょう。これが初めの一歩であり、全てです。最終的なゴールにたどり着くまで、ずーっと頭に留めておくことです。下記の記事にまとめていますので、どうぞ。
これは別に「ストイック!!!!!」とかそういうのではなく、正しい方法を知るということです。何が正しくて、何が間違っているのか。あなたがそれを判断できるように、当サイト、HACKengは様々な情報を提供しています。
田舎・独学・自宅で英語学習②:自分の現在の実力を確認する
正しい英語学習、間違った英語学習の全体像を確認したら、次に自分の現在の実力を確認しましょう。
これは何も「TOEICや英検といった試験を受ける」という意味ではありません。あなたは今までどんな英語学習をやってきたのかを、思い出してください。
通常みなさん、中学・高校・大学で英語をある程度学習してきて、その知識があると思います。
むしろ「学校の英語なんて全部忘れた!!!」くらいなら、今すぐ正しい英語学習を始めればOKです。が「中途半端に、断片的に、日本語で習った文法や単語を覚えている!!!」みたいな状態なら、あなたはまず、そうした学習歴と向き合う必要があります。
ステップ1で確認した「正しい英語学習」と「間違った英語学習」のどちらに当てはまるのか、自分の学習歴を1つ1つ思い出してみてください。それをステップ4で使います。
田舎・独学・自宅で英語学習③:英語学習のゴールを決める
自分が今まで学んだことが、どのくらい「正しい学習」で、どのくらい「間違った学習」だったかを思い出したら、次はあなたが英語でやりたいことを考えましょう。
ここで大切なのは、あなたができる限り、鮮明に、はっきりとイメージすることです。「東京オリンピックで日本に来た観光客を、英語で案内してあげたい!!!」というのが目標なら、
- 観光客の性別は?身長は?見た目は?
- どこへ、どんな風に、どういうノリで案内する?
- その時の天気は?風の強さは?季節の匂いは?
- 案内してあげたら、相手はどう思った?喜んでいる?
というようなことを、とにかく鮮明にイメージしましょう。
はっきりとイメージすればするほど、あなたは「あなたが達成したい目標」に向かって、より強く、一直線に進んでいくでしょう。
というのも、従来の間違った英語教育が原因で英語アレルギーにかかった日本人の多くは、英語ができるとはどういうことかが、もうわからなくなっていて、それこそが原因で「英語ができない」んだと思います。
たとえば、アメリカ人に「あなたは日本語ができますか?」と聞くと、「こにーちわー!」とか「ありがとござまーす!」とか、少し挨拶を知っているだけで「日本語ができる」と答える人が結構いるよね、みたいな話があります。
それはそれでどうかとも思いますが、「図太さ」自体は得てして良い方向に働きますよね。
それに対して、日本の「英語アレルギー」の患者は結局、英語で何がやりたいのかをはっきり考えないまま、「自分に英語なんてできっこない!!!」なんて考えてしまいます。そりゃあ「それじゃあ一生英語はできないよ」という話です。「英語ができる」とはどういう状況かを、考えていないままだからです。
ステップ1の記事でも書きましたが、HACKengではネイティブの真似が、唯一存在する「正しい英語学習」だとしています。
今回の「目標設定」についても考えてみましょう。英語のネイティブは全員英語を話せますが、別に「英語ができる」を目指したから、英語が喋れるようになったわけではないはずです。日本人だって「日本語ができる状態を目指したから、日本語ができるようになった」という人はいないでしょう。
ただ目の前の目標を1つ1つ達成し続けたから、もうある程度、英語・日本語に困っていないだけです。要するに「日本語ができる」「英語ができる」なんて状態は、具体的な目標1つ1つに対してのみ、存在するということです。
もう少し簡単に言うなら「目の前の目標を1つ達成した」その時、あなたはもう「英語ができる」状態に1回なった、ということです。それをずっと積み重ねていった先に「困らないくらい英語が使える=英語ができる」状態があるんです。
なので、このステップであなたがやりたいことをはっきりとイメージして、そのために達成するべき目標を考えましょう。そうすることで「英語ができる」必要なんてないんだ、と理解できたなら、より良い英語学習ができるようになるはずです。
田舎・独学・自宅で英語学習④:ゴールから学習コースを逆算していく
今ステップ3でほとんど解説してしまいましたが、あなたが最終的にやりたいことをイメージしたら、ステップ2で確認した自分の学習歴と照らし合わせて、どのくらいのステップを踏めば、最終的なゴールにたどり着けるかという中継地点、チェックポイントをイメージしましょう。
「この本の内容がわかるようになる!!」とか「ボキャブラリーテストで〇〇レベルをとる!!」とか、資格試験を利用して「TOEICで〇〇点とる!!」とか「英検1級に合格する!!」とかでOKです。イメージするだけでなく、紙に書き出したりするとより効果的。単純に記録しておかないと忘れますしね。
その場合「〇月〇日、自分は〇〇している!」と、現在形でイメージ、書き出しましょう。それもまた、鮮明にイメージするということです。より具体的に、はっきりとそれを達成している、まさにその最中の自分&状況をイメージしましょう。
また、紙に書いたら、毎朝その「最終ゴールまでの地図」を確認して、イメージしなおす。毎日学習すれば毎日成長するわけなので、思い描けるチェックポイントや最終ゴールも、定期的に確認して、より良いものに修正!
田舎・独学・自宅で英語学習⑤:オンラインでの学習コンテンツ選び
いよいよ具体的な教材選びですが、はっきり言います。ここまでのステップをちゃんと実践することこそが重要で、具体的な教材はそんなに重要ではないというか、あなたの目標を達成するための教材を、もう自分で選べると思います。
選べないなら「1〜4のステップをやり直す」のが良いでしょう。それか「とりあえず!!!なんでも良いからがむしゃらに1つの教材をやりきる!!!」とかでも全然良いと思います。その後また、「1〜4のステップをやり直す」ことに挑戦するために。
というわけで、参考までにおすすめの参考書、単語帳とオンラインのサービスなどを紹介しておきます。ステップ1の英語学習の全体像の内容を忘れずに、このリストを参考にしてください。
日本語も書いてある単語帳
「日本語を使って英語を学ぶ」のは基本的に毒ですが、今回の記事などで致死量を理解した上で、目的に合わせて上手く活用すれば良いと思います。
↑Duo 3.0という単語帳です。いわゆる「例文型」でネイティブの監修のもと作られた「実際に使える+面白い例文」を通して、大学受験英単語くらいが学べます。カジュアルな表現多めです。評価の高い1冊ですね。
↑速読速聴という人気シリーズの1冊。タイプは「長文型」ですが、単語レベルは上述のDuoと同じくらいです。シリーズなので超基礎の「Daily、Basic」から英検1級レベルの「Advanced」まであるのが良いところです。リンクから飛んで、他の「速読速聴」もチェックしてみてください。
日本語で英語の文法をあらかた理解する
文法に関してはこれらの本がよくまとまっているので、先にあらかた全部日本語で理解した後、文法のイメージだけ残して日本語を捨て去れば良いと思います。
↑日本語で文法をサッと網羅するなら、これ1択だと思います。とりあえずこれを1冊やっておけば、特に困らないでしょう。
↑もっとライトに始めるなら、このシリーズ。マンガでネイティブの文法感覚がわかります。
レベル関係なく面白い英語学習本
↑「漫画で英語を学ぶ」のも選択肢の1つです。この「君の名は」なんかは「バイリンガル版」という名前の通り、特に英語学習用に作られた1冊ですね。わかりやすく日本の作品から始めるなら、有名な作品はだいたい翻訳版がでているので、amazonなどで探してみましょう。
↑「日常」とか!
↑本屋で見つけて、面白かったのでご紹介。ボカロが好きな初心者の方向けですね。
↑これも本屋で見かけて面白かったのでご紹介。吸血鬼とかそういう世界観が好きな人は、この本で楽しく英文法を学べるでしょう。
英語で英語を学べる本
まあ基本的には英語学習の全体像を理解した上で、こうした「英語で英語を学べる本」を粛々とぶっ倒していくのが「正しい英語学習」です。そんな真のネイティブレベルを目指すあなたへ、おすすめの、ハズさない教材を紹介しておくと・・・・・・
↑英語で英文法とか基礎的なことを学ぶならこのシリーズですね。ネイティブレベルを目指すなら避けられないというか、避けないほうが良いですね。この青いのは「for Intermediate Learners」とある通り「もう脱初心者って言えそうかな〜?言えそうだな〜。」くらいの人向けの1冊。
↑その名の通り、英語でアメリカ英語のアクセントが学べる1冊です。CDが付いていて、本の内容がほぼ全部読み上げられています。「日本人のあなたは〇〇を意識しましょう〜」みたいな解説も結構あって、良書です。
↑「もう英語の基礎はばっちり!!!」で「どんどん英語で思考していきたい!!!」なら、この本ですかね。この本の内容を理解して、ある程度議論できるようになれば、英検1級の2次試験の突破が容易くらいになります。「Debaters Handbook」とありますが、自分が議論のできない日本人だと思うなら、そこを直す意味でも必携の1冊です。
ネイティブとのオンライン英会話に挑戦すべし
あなたの今の英語レベルに関係なく、いつでもいいから、今、ネイティブ(半ネイティブ)とのオンライン英会話を始めたほうがいいです。HACKengでは「オンライン英会話の始め方」から「おすすめのオンライン英会話紹介」まで、情報をまとめています。日本人英語で、日本人とだけ英語で話せれば良いとか数十年後に英語ができるようになれば十分みたいな目的でないなら、必ず、今、挑戦するべきです。
英語学習について、他にもおすすめの記事
↑洋楽で学んだり、ボイトレしたり。
↑発音・リスニングのルールについて学んでみたり。
↑TOEIC・英検について考えてみたり。
田舎・独学・自宅で英語学習⑥:目の前の小さなゴールを1つ1つ達成していく
学習コンテンツと共に、最終ゴールまでの地図がイメージできたら、あとは目の前の小さなゴールを1つ1つ達成していくのみです。ステップ3、4のところで解説したような感じで、ひたすら実践していきましょう。
田舎・独学・自宅で英語学習⑦:1へ戻る(+心構えを確認)
最後のステップは、定期的に1へ戻って全体をアップデートしていくことです。
ステップ4でも少し触れましたが、学習を続けていれば、あなたは成長していくわけで、成長したら、見える景色も変わります。
その時「こんな中継地点も必要だ!」とか「やっぱり、英語を使ってこんなことがしたい!」という風に、計画や最終ゴールに変更が出てくるでしょう。それはとても自然なことで、その度に、全体をアップデートしていけば良いと思います。
まずは最初の1周です。正直、1周できれば、もうあとは何周でも好きなだけできるようになると思います。どれだけ時間がかかっても、まずはこの7ステップを1周することが大切です。そのために、学習記録をつけたり、できる限りの工夫をすると良いでしょう。最初は誰でも不恰好なものです。
本来英語学習の目的は、英語を使って、知りたいことを知って、伝えたいことを伝えることなはずです。今回解説したことと共に、そのことを忘れないでください。特に独学で必要になるのは、そうした正しい知識と思考です。
田舎でも、自宅でも、どこだろうと関係ありません。
大切なのはいつだって、もっと根本的なところです。HACKengでは他にも、英語学習に役立つ様々な情報、思考をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、あなたの英語学習に幸あれ。
幸あれ
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