先に答えを言います。英語センスなんて存在しないし、大人になってからでも問題ないし、記憶力とか誤差でしかないし、日本語ができれば英語もできるし、英語学習は基本的に楽しいものだし、あなたが成長しないのは教材や講座のせいじゃない。そしてこの記事の内容を十分理解した上で、これから学習を進めていけば、きっとそのうち「英語で何かを考えている自分」に出会うことになります。
英語学習のやり方が分からない。悩みの解決方法が分からない。自分に合ったサービスが分からない・・・・・・・。
英語を学んでいく中、いろいろな悩みがでてくると思いますが、だいたいの悩みは「正しい英語学習とは何か」という全体像をよく理解していないことが原因だったりします。
ダイエットなら「適度に食事を調節して、定期的に死ぬ気で運動すれば人間は痩せる」というように、英語学習の方法にも答えがあります。なんなら「いきなり激しい運動を始めたり、無茶をしたら怪我する」みたいな、物理的な限界もありません。普通に(スピード関係なく)頭を使うだけなので、なおさら答えがあります。
↑Must Read Posts(特に必見の記事9こ)。
↑「イメージ辞書」カテゴリから、特におすすめの記事7つ。
HACKengでは英語学習に役立つ様々な記事を投稿していますが、こうした具体的な学習を始める前に、今回まとめた「英語学習のロードマップ」が頭の中に描けていると、効率や理解度は驚くほど変わってきます。(もちろん、1つ1つの記事を読んでいけば、自然と分かってくるように作っていますが!)
今回は、そこらへんをゼロから知りましょう。
(↑合わせてチェック!)
(別に、取って喰らったりはしないので、ぜひ本気で、本質を考えてみてください。)
(※スマホの人は右下の「INFO」から、いつでも目次が見れます)
- もっとも大切な前提
- オススメの英語学習方法を知る方法とは?
- オススメ英語学習を知る方法①:英語は言語。日本語ができれば英語センスもある
- オススメ英語学習を知る方法②:翻訳は不可能だし、言葉自体に意味はない。
- オススメ英語学習を知る方法③:「文法から学ぶ」のは間違い。
- オススメ英語学習を知る方法④:以上を前提に、英語学習でよくある悩みを解決する
- オススメ英語学習を知る方法⑤:自分の現在地と、たどり着きたいゴールを確認
- オススメ英語学習を知る方法⑥:「発音・語句・イメージを結びつけて、1つのものとして覚える」→その方法
- オススメ英語学習を知る方法⑦:文法は最低限をおさえて、あとはなんとなく身につける
- オススメ英語学習を知る方法⑧:以上のことをすべて「実際に英語を使いまくりながら」実践する
- おまけ①:結局、英語学習に必要な時間は?
- おまけ②:英語の心技体の「心」について
- おまけ③:そうは言っても難しい!!という人へ
もっとも大切な前提
↑まず、本記事では最終的に、こういう図を提示したりします。
で、読む前に確認しておいたほうが良いこととしまして。
いわゆる「学校英語」「受験英語」は「教育」とは何か、と切っても切り離せないものです。なので、全体的な「教育」を施す「学校」の1科目として存在する「英語(はじめての外国語)」を学ぶこと&そのシステムと、この記事で解説している「英語学習」というプロセスは別物だと考えると、飲み込みやすいかもしれません。
つまり、真摯な教育従事者を手放しに批判するものではなく、シンプルに「英語ができる」ようになりたくて「英語学習」している全てのあなたへの、よくある処方箋です。
(まあ「英語ができない」人より「英語ができる」人のほうが「受験英語」への対応も上手かったりするでしょうが・・・・・それもまた別の問題ですねw)
オススメの英語学習方法を知る方法とは?
はい。オススメの英語学習方法を知るには、英語学習って何やればいいのか、何をすれば英語はできるようになるのかを知ればOKです。今回はその全てをまとめます。
(英検1級、TOEIC960を獲得しつつ、ネイティブの友達と定期的にスカイプでお話してる日本人が書いてますので、別にオリジナルの持論でもありませんが、そのくらいの感じで。まあそんなの関係ないレベルで、記事読んでもらえれば役に立つと思います。)
まず「何をすれば英語はできるようになるのか」ですが
- ネイティブの赤ちゃんとして生まれて、英語圏で育つ
こうなります。これが唯一にして絶対の真理です。
…..ネイティブとして生まれなかった?だとしても、ネイティブと同じプロセスを踏めば良いわけで、
- 発音・語句・イメージを結びつけて、1つのものとして覚える
- 最低限の文法という感覚をなんとなく身につける
- その上で知識としての文法も学んでいく
- とにかく、実際に英語を使いまくる
この4つを同時に、渾然一体、並行して、バリバリゴリゴリやる。でOKです。私たちが日本語を学んだのも、まさにこの通りのプロセスを踏んでいますよね。
(もっと細かく言うと、文字より音のほうが先であるべきです。本来は。)
必ずしも海外に住むという意味ではなく、このプロセスを真似すれば良いわけです。
え・・・・・・・・・・・・・。
・・・まだ、不満があるでしょうか?
・・・・まあ、分かります。
自分も、普通に日本で「英語(はじめての外国語)教育」を受けた 1人なので分かります。が、その不満の原因については触れません。とにかく幸か不幸か、不満を抱いたあなたはもう少しだけ「英語学習」のステップを踏む必要があります。
- 「英語は言語」を理解する
- 「コミュニケーション」を理解する
- 「間違った英語学習」の原因を知る
- たどり着きたいゴールを考える
- 自分の現在地を確認して、今までのことは忘れる
- 発音・語句・イメージを結びつけて、1つのものとして覚える
- 文法という感覚をなんとなく身につける
- その上で知識としての文法も学んでおく
- とにかく、実際に英語を使いまくる
はい。こうなります。6〜9はさっき書いた、本来やるべきネイティブの真似ですが、そこにたどり着くまでに5つの手順を踏む必要があります。
奇しくも間違ったやり方を植えつけられてしまった日本の学徒が、向き合わなければならない部分です。
つまり、今回まとめる英語学習の全体像はこの9ステップです。間違ったやり方を理解して、それを続けてきた自分を乗り越えるための情報をすべて、まとめます。
オススメ英語学習を知る方法①:英語は言語。日本語ができれば英語センスもある
「日本人には英語センスがないから、英語はできない」という主張を信じていませんか?それは完全な間違いです。というか、そもそもセンスとか天才とか、何も考えずに手放しに怖がるのはやめましょう。なんの意味もありません。あなたに得もありません。
今言っているのは、従来の古い(英語を学ぶシステムとしては悪い)タイプの英語教育が原因で日本人が罹患した英語アレルギーを勝手にセンスとか才能のせいにしたらダメだということです。まずはそれを忘れて、本当の原因を確認しましょう。
生まれた場所より、過ごした環境と時間
「英語は言語で、日本語も言語なんだから、日本語ができれば英語もできる」という簡単な言い方だと、ちょっと単純すぎますが、
「英語ができる能力」と「日本語ができる能力」が別々に存在して「アメリカ人は英語ができる能力」を持って生まれ「日本人は日本語ができる能力」を持って生まれると言うなら、この世に「英語を話せる日本人」は存在しません。
というのもまた、少しとんち的な言い方ですが、純日本人でもアメリカで育てばアメリカ英語ができるようになりますし、イギリスで育てばイギリス英語ができるようになるでしょう。
幼少期を両方の国で過ごして、バイリンガルになった人はたくさんいますが、そういう人たちは必ずしもハーフではありません。「日本人として生まれたけど、両方の国で過ごしたから、両方話せる」のであり「アメリカ人として生まれたけど、両方の国で過ごしたから、両方話せる」のです。
要するに、アメリカに行って、周りがほとんどアメリカ人で、その人たちと英語でコミュニケーションを続けていれば、そのうち英語が話せるようになる。ということです。それがネイティブが英語を習得する方法だからです。
これにおかしいと言う人はおかしいというか「英語アレルギー・従来の日本以外アレルギーを受け入れて治療を続けましょう」って感じですが・・・・・・
「そんなの無理だ」と思ってしまう人もいるでしょう。それに関しては、英語学習の話ではなく、生活の話とか、コミュニケーションスキルの話になってくるので、ここでは省略します。
オススメ英語学習を知る方法②:翻訳は不可能だし、言葉自体に意味はない。
英語は言語で、英語センスなんて存在しないと言いましたが、次に「対訳など存在しない」というポイント。これは、言語とは何かという話です。
翻訳案しか存在しない。対訳は不可能
従来、日本の英語教育は「英語の単語の意味を日本語で覚える」「英語の文章の意味を日本語で答える」といったやり方だったりします。が、それも完全に間違った英語学習方法です。
例えば、日本の山や川とアメリカのmoutainやriverって、全然特徴が違います。
日本の山や川は「山、川」としか言えないし、アメリカの moutainや riverは「moutain、river」としか言えません。その言葉が言い表したかった山や川の特徴、歴史が全く異なるからです。簡単な例ですが、そういうことです。対訳は不可能です。
(もっと簡単に言うなら、全く異なる人生を生きている「タカシくん」が大勢いるのと同じこと。あなたの「タカシくん」が、その他大勢の「タカシくん」を表すことは100%あり得ません。そこを=(≒)で結ぶことに、何の意味があるでしょうか。ありません。)
あと、翻訳という仕事はパッと見の5兆倍くらい特殊な能力であり、必要な文脈、状況を踏まえて、その都度1番良い「翻訳案」を考える(あるいは当てはめる)ことが仕事です。
語彙だけでなく、文法のこともよく考えなければいけませんしね。映画の翻訳などは、それ自体が創作活動だと言えるでしょう。英語ができるようになった後、翻訳という作業をやってみると、とても悩ましい仕事だと分かります。
言葉の意味は「その地域の歴史、文化を背景に」状況の中に存在する
そして「言葉自体は意味を持たない」ことを理解しましょう。
日本語で想像してみましょう。「おい!」という言葉は「長らく行方知れずだった友人を街で見かけた」時に使えば、驚き・渇望などの意味を持つでしょう。しかし「あれだけやるなと言った重大なミスを再び部下がしているところを見た」時の「おい!」は、怒りの意味を持つでしょう。
というのはHACKengの使い方の記事でも書きましたから「なんでやねん」で説明してみましょう。
僕も「なんでやねん」を使う地域に生まれたんですが、これがすごく便利な言葉で、どんな意味を表すのにも使えます。
- 「連続でハズレを引いた不運」に「諦めと絶望のなんでやねん」
- 「理不尽なことを言う権力者の傲慢」に「怒りと憎しみのなんでやねん」
- 「完璧なタイミングで、期待通りのボケをしてくれた友人」に「愛と喜びのなんでやねん」
↑まあ、こんな感じでw
様々な状況があって、その時々に、言葉の意味は変わります。それは、状況自体に意味が存在するからです。
あと、日本全国に伝わる例で言うなら「やばい」がありますよね。めちゃくちゃ便利でしょう。「やばい」の意味も、それを使う状況の中にしか存在しません。
以上は簡単な例ですが、これは英語でも同じなんです。言葉というのは、歴史や文化+目の前の状況といった文脈があって初めて、意味を伝えるわけです。言葉自体はただの音であり、文字でしかありません。
そして、日本で起きる状況と、アメリカで起きる状況、イギリスで起きる状況は全く異なります。それは、言葉の意味も違うということであり「word=言葉・単語」みたいな対訳は原則成り立たない、ということです。
(ただ同じ人間で、地球に住んでいることは変わりませんから、似たようなものを探せば見つかるのが混乱をまねく原因でしょう。)
とにかく、意味を覚えるのに、いちいち日本語の単語を当てはめて覚えるのは、明らかな間違いです。本当に英語ができるようになるためには、まずそこを改善する必要があります。
オススメ英語学習を知る方法③:「文法から学ぶ」のは間違い。
従来の日本の英語教育には、もう1つの大きな間違いがあります。文法から学んでしまうことです。この記事の最初にも
- 発音・語句・イメージを結びつけて、1つのものとして覚える
- 最低限の文法という感覚をなんとなく身につける
- その上で知識としての文法も学んでいく
- とにかく、実際に英語を使いまくる
この4つを同時に、渾然一体、並行して、バリバリゴリゴリやる、と言いました。
日本人が日本語を学ぶプロセスもこの通りで、つまり、ネイティブが母国語を学ぶプロセスなわけです。私たちは別に、日本語の文法を「これは〇〇用法で〜〜〜!!!!」なんて方法で学ばなくても、日本語が使えるようになっていきます。
普通、小学校・中学校で日本語の文法を習います。が、その子供たちは、子供の頃の私たちは日本語が話せなかったのでしょうか?
もちろん、答えは「No」です。話せる上で、仕組みを解説するための定義を知っただけです。学校では(ほとんど)話す能力を学んだのではなく話す内容を学んだ、というだけのことです。話す能力は常に、実践を繰り返す中でレベルアップしていったはずです。
なので、まあ・・・・
大雑把に言ってしまえば従来、日本の学校では「英語を話せるネイティブの子供達が英語を話せるようになった過程を80%とか90%くらい無視して、すでに話せるようになったネイティブ向けの文法事項とかをいきなり詰め込んでいる」という状況が続いてきた・・・・・・という感じですね。
完全な文法は解明されていない
もっと言えば。言語学の話ですが、英語に関して完成した文法のコンセンサスは未だ存在しません。ていうか日本語の文法も完全には解明されていません。
いや、これこそ誤解のないように聞いて欲しいんですが、とりあえずプログラミング言語のように、最初に文法を完成させて「じゃあこのルールに従おうね〜」と決めたわけではないってことです。
その学者でさえ未だよくわかっていない文法を覚えていって、全部学んだとして「英語ができる」と言えるのか。授業用で、日本語で、ややこしい言い方で、言い表された英語の文法を、わざわざ全部学ぶ必要がどれだけあるのか。
まとまったルールブックとしての文法書を活用することは、それで賄える目的を持っている人にとっては効率的ですが、基本的には「今までに流行った言葉遣いたち」くらいに考えてあげると良いかと思います。変な神格化ほど厄介なものはありませんから。
以上。英語アレルギーの原因を突き止める「英語は言語」パート終了です。従来の悪いタイプの「英語学習」が作り出した、英語に関する幻想はこれらの勘違いが原因だったのです。
うぅ・・・いんいちがいち….いんにがに….陰惨合算…陰惨な死….
そういう英語教育システムに則って作られた教材・講座は、ネットにもリアルにも、まだまだたくさん存在します。きちんと見極められるようになりましょう。それらと、あなたの求める「英語ができる」状態は、得てして遠いものだったりします。
クックック四苦八苦….
そのサイコパスな九九念仏やめろや。間違ってるんだって。
オススメ英語学習を知る方法④:以上を前提に、英語学習でよくある悩みを解決する
さて、以上で英語アレルギーを生み出した原因のコアとなる部分は解説しました。
ここから、従来、日本人が英語学習でよくぶつかる悩みを例に出して、コミュニケーションとは何かを解説し、言語とは何かをもう少し深く解説していきます。
「英語ができる」という目的のイメージがはっきりしていない
とりあえず「英会話ができる」ことが目標で、英語学習をやっている人は多いでしょう。
しかし、その目的自体が「なかなか英語ができるようにならない」「どうすれば上達するのかわからない」と感じる原因であることは多いです。
まず、目的のイメージをはっきりさせましょう。
「英会話ができるようになりたい」から、なんとなく「スピーキング上達の秘訣!」「スピーキングの極意!」みたいなものを買って、漫然とやっているだけではありませんか?そもそも、あなたはスピーキングとは何かを理解していますか?
とりあえず「英会話ができる」ことを目標としてやっている人の多くは「なかなか話せない」と悩んでいるでしょうから、リスニングについては考えず、スピーキングにフォーカスしてみます。
↑「相手の言っていることが聞き取れない…..」と悩んでいるなら、リスニングにフォーカスしましょう。
「英語が話せるようになりたい」とはつまり?
「英語が話せる」ようになりたくて、実際にスピーキングの練習をしている人の目的はなんでしょうか?
・・・・・なんて質問してみましたが、まあ LRWSすべてコミュニケーションすることが目的のはずですね。つまり、コミュニケーションするために、言葉を使う必要があり、ルールや単語を覚えたあと、実際に使う練習をしているという状況で・・・・・
・・・・・みたいな話はBeeMusicSchoolでボイスレッスンを受けたほうが良い理由部分で解説しましたので、ぶっとばして、流れだけ解説しておきます。英会話=コミュニケーションが目的なら・・・・・・
- コミュニケーションで重要な3つの要素を知る
- 発音は最低限やって、日本語なまりを恐れない
- というか「言葉自体」をそんなに重要視していない
- そんなことよりやるべきことがあるかも
↑こんな感じ。これらができていない、わかっていないから「全然英語で話せるようにならない…」と悩んでしまう人は多いと思います。詳しくは下記からどうぞ。
その上で「日常英会話」の正体を知ろう
という上で、本来「日常英会話」なんてものは存在しないということを、理解しましょう。まあ言葉の定義の問題ですが、「日常」は他の誰かに決められるものではなく・・・・・・
言葉を使うのはコミュニケーションのためであって、それをマスターしたと言えるのは「全ての人類の全ての性格に対して、自分がなりたい性格を踏まえた上で、表現したい方法(言い回し)で表現することができる」という状態になった時のはずです。
↑というのを、最初に貼ったコチラの図もどきにまとめたのでした。はい、身も蓋もないので特に解説はしませんが・・・・・w
これは、もちろん英語に限った話ではなく。一般的なネイティブは、この赤線の手前までに育った後、果てのない世界とのピッタンコ&サヨナラを繰り返すことによって、生きていきますね。それを、日本語ネイティブの日本人として、イメージすることが大切かと思います。
自分がどんな道を歩くのかを、正しく認識することがスタートです。こうした本質を理解しておけば、目の前の学習に絶望しそうになった時にチラチラ思い出して「なんだ、そういえば今の絶望は大したことなかったな」と思えるでしょうから、便利かと。
「英語ペラペラ」は「なんとなく英語が使えちゃう」の先にある
まあ、少なくとも。
「英語ペラペラ(赤線の手前)」っていう抽象的な目的が鮮明に、明確に分かる、っていう状態は・・・・・・
「目の前の目的をクリアしていったら、なんとなく英語が使えるようになっちゃった(水色の線から黄緑の線への進撃)」
という状態になった後、その先にあるよね〜っていう話です。
たとえば「マンガ・アニメ好き?」→「好きだよ! or 嫌いかな!」でも「どんなアクティビティが好き?」→「フットサルかな! or 推し活動だね!」でも「このニュースどう思う?」→「うんたらかんたら!君は? or ちょっと分かんないや!ところで〇〇っていうアイドルがいるんだけどね・・・・・!!??」でも、なんでも万歳ですが・・・・・・・
自分の平均的な「日常」で話したいと思うことを、とりあえずクリアし続けることでのみ「「「「「「「英語力」」」」」」」は上がっていくわけです。
↑というようなポイントが分かっていると、オンライン英会話のようなサービスを、本当の意味で使いこなすことができるようになったりするでしょう!
と、いうところで、「コミュ二ケーションの理解」パートが終了です。同時に、「英語アレルギー」の「学習者側の原因」も理解できたかと思います。目的がはっきりしていなかったり、「本当に磨くべき部分」がわかっていなかったりする場合が多いということですね〜。
ぼくに間違ってるところなんてないけどね
そしてここまでで、「間違った英語学習の原因を知る」パートも終了です!ここから「ネイティブの真似」パートで知っておいたほうが良いことをまとめます。と言っても、間違いの原因がわかれば、シンプルな実践が残っているだけです。
オススメ英語学習を知る方法⑤:自分の現在地と、たどり着きたいゴールを確認
何が正しくて、何が間違っているかという知識を手に入れた今、自分が今までやってきたことを思い出して、現在の実力を確認しましょう。
そしたら、次にたどり着きたいゴールを考えましょう。
あなたが英語を使えるようになった時、何がやりたいか?を考えてください。「ネイティブとお互いの文化について、良いところを語り合いたい!」「一緒に喋りながらゲームがしたい!」でも、なんでもいいです。
重要なのは、あなたが本当にそれをやりたいと思っているかです・そうしたゴールを、より鮮明にイメージすればするほど、あなたは英語学習を楽しむことができます。本来、学習とはそういうものです。
楽しくない、望んでいない学習が、上手くいくはずありません。
このあたりは独学の際の意識になりますから、下記の記事でより詳しく解説しました。
オススメ英語学習を知る方法⑥:「発音・語句・イメージを結びつけて、1つのものとして覚える」→その方法
要するに上記の画像のような感じで、更にネイティブの音と紐づけてください。こうした画像を頭でイメージしながら、ネイティブの発音をひたすら真似しまくるんです。全力でコピーするんです。それ以上もそれ以下もありません。
最初のうちは慣れないでしょうが、とにかく日本語を頭の中から排除してください。難しくありません。慣れていないだけです。コツとしては、
- 発音は「FORVO」というサイト、アプリを活用する
- 画像は適当にググって、自分の頭でイメージする
- ↑を活用して「Anki」アプリで音声&画像&単語のフラッシュカードを作っちゃう
- 記憶を強くするには、他の五感もバンバン使う
- イメージ同士で足し算をする
- 日本語を消すという意味では、更に別の言語と結びつける
という感じですかね。
(一応断っておくと、画像より動画と紐づけるほうが良いし、リアルでネイティブと一緒にその状況を経験できるなら、それが一番ですよ。あくまで「ネイティブと同じ状況にはなれないけど、プロセスを真似する」やり方の提案です。)
というわけで、コツを少し解説しておきます。
紐づける発音は辞書&FORVOでゲットしよう
発音を手に入れる場所としては、普通にオンラインの英英辞書を活用しつつの・・・・・
「FORVO」というサイトで「英語の発音の個体差」を知っていくのもおすすめです。
「Anki」アプリを使ってフラッシュカードを作っちゃう
↑ついでに「Anki」というアプリを使って、お手製のデジタルフラッシュカードを作ってみるのも良いでしょう。「FORVO」で手に入れた音声と適当な画像を組み合わせちゃえば、覚えたい放題!
イメージ同士で足し算をする
さっき「forest」の画像を出しましたが、もう1枚「brass band」を覚えるとして、上記の感じで紐づけるわけです。が、それを
↑こうするという話です。
画像は重ねただけですが、頭の中で鮮明にイメージして「forest + brass band = awesome concert!」と、足し算してみるという話です。自然に囲まれて野外コンサート、最高ですね(音響の問題は置いといてw)。
個人的には、こういう「タスクを増やすことで、日本語を頭の中に置いておく余裕が自然となくなる」感じがするかなあと思っているので、紹介しました。
半分冗談みたいなもんですが….w それが「英語で考える第一歩」かなあ、と。参考になれば幸いです。
更に別の言語と結びつけてみる
これも、日本語を頭の中から排除するタスク増やしとしてですが…w
たとえば、英語で中国語を学んでみるみたいな。すると「英語を学びたいのに、日本語が頭から消えないよ〜〜〜!!!!」から「中国語を学びたいのに、英語が頭から消えないよ〜〜〜〜!!!!」という状況に…….なったらいいなあ、というだけの話です(あくまで参考にしてくださいw)。
英語の情報は英英辞典、シソーラスで調べる
「日本語を排除したら、どうやって詳しい正確な意味を調べたら良いんだ〜〜〜!!!」となるかもしれませんが、英語アレルギーですね。
英英辞典やシソーラスという英語で英語を調べられる辞書があって、ネイティブは英語の意味を知りたい時、それにきいて学んできたわけです。私たちだって、日本語を学ぶために国語辞典を使っていっぱい調べたわけで、英語を知るのに英語の辞書を使わないのは理にかなっていません。
↑もちろん、初心者から中級者くらいまでは難しいと思うので、ぜひ当サイトの「イメージ・イラストで覚える英単語・フレーズシリーズ」を活用してみてください!
オススメ英語学習を知る方法⑦:文法は最低限をおさえて、あとはなんとなく身につける
「文法は完成してないし、本来のプロセス的に間違っている」とは言っても、基本の5文型とか、8つの品詞はこういうのだよ〜〜とか、明らかにず〜っと必要な基礎的なことは、まとまっているそのルールを先に日本語で学んで、とりあえず守っていけば良いと思います。
↑こういうのとか。で、そのあと文法のイメージを使える程度に残して、覚えるのに使った日本語は忘れてあげる〜、みたいな。
もちろん、あなたが致死量を理解していると思うならですが。
もしあなたが、ネイティブレベルへの最短ルートではなく“この検定試験で〇〇点〜”みたいな目の前の目的を選ぶなら、です。そのやり方が邪道なことに変わりはありません。信教の自y(自重)
そうではなく、ネイティブと同じレベルで完璧に英語を扱えるようになることが目標なら、そこまでの距離が遠くなるので、基礎的な文法を日本語で学ぶのもやめたほうが良いと思います。(というか純度が悪くなる、みたいな・・・w)
もっと言えば「英語を使用することと自分の感情が、極めて自然に結びついている状態!」とか「ネイティブに非ネイティブだとバレず、なんなら頭が良いネイティブだなとさえ思われる英語力!」みたいな・・・・・そういうレベル・純度をあえて目指さないなら、日本語を排除した学習を始める前に、そういう部分はパッとやり終えれば良いという話です。
↑たとえば単語にしても、ほとんどのネイティブの人生の基礎となっているボキャブラリーなら、こういう図鑑(18ジャンル・1,000ページ・5,000円足らず!)をライフワークにするべきですが、「英検に合格したい!」という目的ならパス単を選ぶべきだし、みたいな。
オススメ英語学習を知る方法⑧:以上のことをすべて「実際に英語を使いまくりながら」実践する
以上のことを、すべて実際に英語を使いまくりながら実践して、初めて正しい英語学習の完成です。ネイティブの言葉を聞いて、読んで、書いて、話しまくってください。
しかし、頭では理解していても、ぜんぜん実践できていないことは多々あります。いや、もはや世の常です。それに自分で気づくのはなかなか大変なので、やっぱり実際にネイティブとの英会話に飛び込むことが最重要。
HACKengでは、評判の良いオンライン英会話や便利なアプリのまとめ・レビューも行っているので、以下の記事などから、どうぞご覧ください。
以上で、「ネイティブの真似」実践パートも終了です!
ごめん、長い。1言でいいですか?
奇しくも間違った形で英語教育システムを享受してしまった人は、まずそれと向き合う必要があって、それをやり直すのはちょっと大変だけど、1度コツを掴んでしまえばそれほど効率の良いことはない!ってこと!
くまぁ
HACKengでは「ネイティブと同じレベルで完璧に英語を扱えるようになる」ことが目的なら「100%ネイティブの真似」をして、そこから「それぞれの目的に合わせて何%ずらしていくか」ということをみなさんが考えられるように、情報を提供していきます。
おまけ①:結局、英語学習に必要な時間は?
はっきり言って、あなたの学習能力含む現在地によりますが、最初に答えると言ったので、答えます。文法や発音に関しては、最初にさっと網羅してしまえば良く、単語学習の労力と比べると誤差なので、語彙力のみについて考えます。
ネイティブの子供は1歳半から18歳まで、だいたい「2時間に1単語」覚える、という話があります。1日中学習してもいられないと思うので、1日に10時間、5単語として計算すると、1年で1825単語、で
- 10歳:15000語
- 12歳:約20000
- 15歳:約25000語
- 18歳;約30000語
といった感じになります。これは単純計算なので、ネイティブの語彙力の調査としてこちら(Test your Vocal:2011年)を見てみると
- 10歳:13926語
- 12歳:19659語
- 15歳:19845語
- 18歳;約22777語
こうなります。単純計算はできませんでしたが、12歳までは結構合っていますね。
それに対して、日本で一般的な英語の資格試験の必要語彙力を見てみましょう。有名な英検を例にしましょう。
- 1級:10000〜15000語
- 準1級:7500〜9000語
- 2級:3800〜5100語
- 準2級:2600〜3600語
- 3級:1250〜2100語
- 4級:600〜1300語
- 5級:300〜600語
要するに、だいたいこんな感じです。そして、システムの是非は置いといて、私たちは義務教育である程度英語を学ぶわけです。その知識を有効活用しない手はありません。
「中学校で習う語彙は約1200語」と言われています。
「高校入試で良いところを狙うなら、だいたい2000語から2500語」が目安となります。
「大学入試まである程度やった」なら、その時点で「4000~5000語くらい学習済み」になります。
なんとなくイメージはついたでしょう。というのは少し冷たいですが、正直、そこから、英語ができるようになるまで、そんなに遠いだろうか?、と思います。
「海外ドラマはたった350の単語でできている」という有名な本がありますが、そのデータで言えば70日、1日5単語覚えれば、海外ドラマが(ある程度)分かるということです。
また、日常の英会話においては「1000語で80%、3000語で98%理解できる」とか「2500語〜3000語で、日常会話・新聞・雑誌・仕事場の英語の90%が理解できる」とか、色々なデータもあります。
あなたの「できない」の原因は、単語力でしょうか?リスニング力でしょうか?スピーキング力でしょうか?それらは、そんなに難しいことでしょうか?
大切なのは、自分のやりたいこと、叶えたい未来を鮮明にイメージして、今回紹介した原則を考慮した学習を自らカスタマイズして、進めることです。それ以上もそれ以下もありません。
目的がはっきりしていれば達成できるし、曖昧なら達成できません。どうなったら達成かが分からないのに、達成するなんて不可能だからです。
非常にシンプルな論理です。
おまけ②:英語の心技体の「心」について
武術やスポーツで心技体ってありますが、あれを英語学習に当てはめるなら・・・・・・
- 技(≒ 体)・・・知識(発音・文法・語彙)を身につける
- 体(≒ 技)・・・LRWSという 4つの運用能力を磨く(体力を付けたり、体に技術を染み込ませるのと同様)
- 心・・・「英語」とは何かが分かった上で「英語話者」の間で「英語」がどう使われているかを知って、身につける。(ポリコレとか、ビジネスコミュニケーションとか、そういう「文化」の全て。)
↑こうなるだろうと思います。
で、今回は「心」を抜きにした「体&技」のまとめでした。そうした大前提を身につけた上で「それを、どう使うのか」という「心」が大切。まあ言い換えてしまえば、コミュニケーション能力以外の何モノでもないわけですが。
おまけ③:そうは言っても難しい!!という人へ
おまけその3。
「全部わかりました!!!!!無理です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
という人のために存在するのが、英会話スクールです。オンライン英会話は自由なサービスが基本ですが、英会話スクールは「手取り足取り」というイメージ。以下のスクールとか、おすすめです。
↑全体的に高品質なら。
↑初心者・女性専門なら。
↑アットホームな雰囲気なら。(イギリス英語)
それでは、あなたの英語学習に幸あれ。
おわり。
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