今回は「0レベルの初心者へ向けて、何をやれば良いのか全部まとめた英語学習4ステップ〜〜〜!!!」という感じで、スッキリ解説しました。
まあ「何も考えずに、英語以外のことを考えながら手を動かすだけでOK〜!」みたいな楽な方法を求めているなら、回れ右してください。そんな方法は、この世に存在しません。
そうではなく、英語を勉強するとはどういうことなのか。何をどういう風に考えれば良いのか。そういう「何が正しいのか」という大前提を理解してあげれば、その先には普通に必要なことが普通に存在するのみ。されば、イージーなことに感じられるでしょう!
(ちなみに、僕は2018年の初めに英検1級(とTOEIC960)を獲得して、現在も定期的にネイティブの友達と通話したりしている人間ですので、そのくらいの感じで参考にどうぞ!)
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必要なことを十分にやれば、誰でも「英語ができる」ようになれます
↑まず、簡単な例え話。レゴブロックってありますが、これって・・・・・・
凹凸をカチッとハメ込むことによって、ヘリコプターとか建物みたいな凝ったものを作ることが出来る
・・・・・ものですよね。なので・・・・・・
ブロックの凹凸を利用することなく、積み木のように上に積んでいくだけ
・・・・・みたいな使い方をしたところで、動画のように大きくてカッコいい作品を作ることは出来ません。
はい。英語もそれと同じです。
つまり、そもそも英語とは日本語と同じ言語の1つで、コミュニケーションの道具で、一般的なルールが(ある程度)存在する中に例外もあって・・・・・みたいな部分を、まずは知る。その上で、必要なことを十分に行えば(心身が健康な人なら)誰でも必ず「英語ができる」ようになります。
初心者の英語の勉強法4ステップ①:正しい英語学習とは何か
というわけで、その第一歩を「正しい英語学習の正体」として・・・・・
↑ロードマップタグの「①全体像」の記事にまとめているので、細かくは省略しますが、この記事でもササッと流れをまとめておきます。まあ前提知識として、まず「アルファベット・音・文法・語彙」があるよね〜というだけの話ですが。
あなたの目的が何であれ、英語学習するのであれば「正しい英語学習」を前提として踊ることに変わりはないですよね。なので、なにが「正しい英語学習」なのかという大前提を理解して、その上で考える必要がある、ということ!
アルファベットを覚える
まず、アルファベットを覚えないと始まりませんね。まあ正確に言うと、あらゆるネイティブは「音 × 意味(=指示・表現された何か)」から覚えるわけですが、たったの26コ × 2(大文字・小文字)なので、先に知っておいて損はないでしょう。
↑まあ、Wikipediaでも何でもググって好きなだけ書いて覚えてみれば終了って感じですが、もし何か買うのであれば、こういう変なローマ字とかじゃなくて、ちゃんと英語の単語や発音記号が書いてあるやつがオススメですね!
英語の「音」を理解する
で「音」についてですが・・・・
↑いわゆる「フォニックス」を先延ばしにすればするほど、後で必ず、死ぬほど困ることになります。要するに「”a”はこう発音するよ〜!」ではなく「この単語のアルファベットの並びだと、この”a”はこう発音するよ〜!」というルールのことです。
たとえば、“CAT”と”BUT”と”PART”の母音(A、U、A)を日本語で表現することは不可能なので、全て目安として「(こうこうこういう風に発音する)“あ”だよ」と説明されたりするんですが、それを面倒臭がって「きゃっと!ばっと!ぱーと!」とか言ってしまうと、THE・日本人英語(=ただの日本語)になってしまいます。
なので、日本語の説明を活用するにしても「P=プ」みたいなカタカナの読み方は全て目安に過ぎないことを肝に命じて、書籍なら付属CDなどのお手本音声をしっかり聴いて、しっかり真似したりしましょう。発音記号を見て、音声を聴いて、ひたすら真似!
英語の「文法」を理解する
↑からの「文法」については、こういう最低限の知識を網羅するための本が色々あるので、好きなものを選んで、日課にしましょう。細かい解釈とか、覚えやすくするための知恵みたいな部分で違いはあるでしょうが、どの本でも「文法」という事実が学べることは変わりません。
で、上の2つと同じく「文法」も限りのある知識です。この↑本なら1日10ページだけでも続ければ、2ヶ月くらいで終わる程度には、最初からゴールが見えています。たったそれだけで、いわゆる「文法」のお勉強は(それから先でほとんど困らないくらいには)終了。
↑もちろん、より純度の高い「英語力」を身につけたい人なら、英語で英語の文法を学んでみたりが正義だったりしつつ!
英語の「語彙=ボキャブラリー」を理解する
そして、上記3つとは違い(基本的に)限りのない知識として「語彙=ボキャブラリー」がありますが・・・・・・
↑そこらへんは、コチラのタグの記事をどうぞ。試験のための単語でも、実践のための単語でも「自分は、どうして、どのようにして、それらの単語を覚えるのか」という前提が分かっていればモウマンタイですので、チェック!
以上、言語を学ぶということは「(アルファベットは当然すぎるとして)音・文法・ボキャブラリー」という3つの知識を学ぶことから始まるわけですが・・・・・・
英語の「心技体」を理解する
- 技(≒ 体)・・・知識(発音・文法・語彙)を身につける
- 体(≒ 技)・・・LRWSという 4つの運用能力を磨く(体力を付けたり、体に技術を染み込ませるのと同様)
- 心・・・「英語」とは何かが分かった上で「英語話者」の間で「英語」がどう使われているかを知って、身につける。(ポリコレとか、ビジネスコミュニケーションとか、そういう「文化」の全て。)
↑ちなみに、英語の「心技体」があるとすれば(僕は)こういう感じだと思っています。
ここまでに書いた「文字・音・文法・語彙」という知識は「技(≒ 体)」だと言えますよね。全身のあらゆる筋肉の存在と、その様々な動かし方を知っていくことみたいなもんだよね〜、という意味で。
初心者の英語の勉強法4ステップ②:そういう場所で、自分はどうするのか
からの、そうした前提を知ったならば「で、そういう場所に立った自分は、一体何をどうするのか。どうしたいのか。」みたいな部分を考えてみましょう。
先に書いた通り、どんな目的であれ英語学習することに変わりはありませんが、じゃあ「明日の英単語テスト(日本語訳クイズ 10コ)で満点をとる!!!」みたいな、目の前のゴールを達成したいだけの人も「正しい英語学習」をやる必要があるかと言えば、そうではないからです。
・・・・というのは極端にしても(w)上記の「正しい英語学習!」から何%ズラすのか、はたまたズラさないのか。そこがハッキリしていると、筋肉トレーニング的な学習のモチベーションにもつながるでしょう!
英語学習を自分(の目的)に最適化する
↑というわけで、そこらへんはロードマップタグの「②最適化」という記事だったり・・・・・・
迷ったり悩んだりした時は、原点回帰する
↑「③原点回帰」という記事だったりにまとめています。チェック!
初心者の英語の勉強法4ステップ③:知識と姿勢を前提にした実践
からの「体(≒ 技)」にあたる(とか死ぬほどどうでも良いですが)部分としての、実践。要するに、LRWSという 4つの運用能力を磨いて磨いて、磨きまくることです。言ってみれば、筋肉を育てたり、体力を付けたり、体に具体的な技を染み込ませるのと同様ですね。
もちろん「技(≒ 体)」と「体(≒ 技)」は切っても切れないものですから「まず最低限の技を知って、その最低限を使いこなすためだけの体を作って、また少しレベルを上げた技を知って〜」みたいに、同時進行してみたりしつつ。細かくは自由に、とにかく進んでいくことが大切!
インプットとアウトプットのバランスは?
で、LRWSトレーニングの話になった時、まずハッキリさせておきたいことというか・・・・・・
あなたがリスニングするのは誰かのスピーキングで、あなたがリーディングするのは誰かのライティングで、その逆もまた然り
・・・・・だということだけ、勘違いのないようにしましょう。まあ、言語は人間同士のコミュニケーションのツールであり、それ以上でも以下でもないということです。
つまり、あなたがLRWSを鍛えていく時に「まずインプット!」とか「アウトプット重視!」とか変にバランスを取ろうとするのではなく「全ての実践が、一つのものとしてつながっている意識」こそが大切。
そこだけ勘違いしていないなら、たとえば「L&Rの試験で良いスコアをとりたいから、しばらくL&Rの実践多めで〜!」みたいに、目の前の目的にフォーカスするのも一興です。意識として、リスニング・リーディングの実践にフォーカスする、という意味で。
リスニング・スピーキングと発音のトレーニング方法
というわけで、リスニング・スピーキングのトレーニングで大切なのが・・・・・
誰かがスピーキングしているのをリスニングすることが苦手なら、スピーキングしている立場になって「あ〜、次に〇〇って言うんだろうな〜」だの「うわ〜、この論理展開しょうもね〜。どうせ次に〜〜〜〜〜って言うんでしょ?そうじゃなくてさ、僕/私の考えてることはさ〜・・・・」だの考える
・・・・・みたいな、姿勢を意識し続けることです。
普段、日本語を使っている時と同じように、です。あなたは今書いたことを、必ず、いつも、無意識に、日本語でやっているはずです。逆に「あ、ごめん聞いてなかったわ・・・・・何?」なんて聞き直すなら、それをしていない時のはずです。別に「リスニング力!」なんてよく分からない能力は存在せず、「正しい英語の音」をキッチリ知っているならば、あとはただ「慣れ」という名の「予想力」が存在するのみであるはずです。
なので、リスニング力とスピーキング力を一つのものとして意識しながら、とにかく実践して鍛えていくことを、頑張りましょう。
リーディング・ライティングのトレーニング方法
で、リーディングとライティングのトレーニングにしても、同じです。あなたがリーディングしている時、それは常に誰かのライティングのはずです。自動生成だったり、AIが書いた文章だとしても、そこには必ず書き手の特徴が見て取れるでしょう。
そういう部分を意識してトレーニングを重ねることによって、そのうち必ず「予想」が出来るようになり、それが読む速さにつながっていきます。まあ言ってみれば、英語に対するリアリティを上げるということです!
初心者の英語の勉強法4ステップ④:英語の「心」を身につけるための学習
以上が、英語の「体・技」を身につける話だったわけですが、その上で「心」も必要ですね。要するに・・・・・・
「英語」とは何かが分かった上で「英語話者」の間で「英語」がどう使われているかを知って、身につける。(ポリコレとか、ビジネスコミュニケーションとか、そういう文化の全て。)
・・・・ということです。
たとえば、黒人同士が”nigger“と呼び合うのと、白人が差別用語として”nigger“を使うのとでは、全く意味が違います。他にも「こういうクライアントには、直接的・間接的な言い回しで〜!」とか「本当にやりたいことを表明するなら、”have to”ではなく”want to”と言うべきだ!」とか・・・・・・本当に全ての英語に「人の心」が影響するわけです。日本語と同じように。
まあ、それらは、別にその英単語自体がそういう意味を持っているとかではなくて、単なる記号に過ぎない言葉に対して、いろんな英語話者がどういう気持ちで接しているのかという話なので、そこだけ勘違いのないようにしたいですね。
「心」を身につけるトレーニング方法
↑で、その「心」を身につけるトレーニング方法ですが・・・・・・・当然ながら、実際にネイティブや半ネイティブとコミュニケーションしまくる以外にありませんね。別に留学や移住なんてしなくても、たとえばネイティブキャンプ とかレアジョブ英会話のようなオンライン英会話なら、安くて誰でも気楽に始められるのでオススメ!
↑「いきなりネイティブとの実践なんて・・・精神的なハードルが高い!!!」なんてタイプの人でも、たとえばスタディサプリを使って、家で一人で慣らしていくとか。もちろんインプットだけなら、YoutubeやHulu・U-NEXT・Amazon Prime VideoのようなVODを使って、英語の一流エンタメを楽しみまくるとか!
初心者なら、まず繰り返すことに慣れよう!
というわけで、今回は0レベルの初心者のための英語学習方法を、4ステップで解説しました。まずは「あ〜、なんか自分が英語を勉強している状況に慣れてきたな〜!」と思えるまで、続けましょう。慣れたら、勝ちです。そこからは、ただただ楽しいだけの学習になるでしょう。
↑もちろん「やっぱ1人だと無理!!!絶対続けられるわけない!!!」なんて状態の初心者でも、英会話スクールに助けてもらうとか。選択肢なら山のようにある時代です。あなたが信じて続けられるなら、なんでもOK。(もちろん今回まとめた内容を遵守する上で、ですが!)
それでは、あなたの英語学習道に幸あれ。
おわり。
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