(当シリーズは、妥当性のある完成した言語学の理論やその研究等とは一切関係なく、単に「定義に書かれている違い」からポイントをチェックしつつ、個人的な図解をシェアするものです。故に、言い切りに近い形は「正しい」ことではなく「自分の中で確信している度合いが高い」ことを意味します。あしからず。主に「Cambridge Dictionary」「Merriam-Webster.com Dictionary」「ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY」を参考に作成しております。辞書からの引用の詳細は、記事の最後にあります。)
HACKengの「イメージ・イラストで覚える英単語・フレーズ」シリーズ。
今回は「before と until」です。
日本語訳の丸暗記では、いつまで経っても
英語ができるようにはなりません。
イメージを掴みましょう。
(※スマホの人は右下の「INFO」から、いつでも目次が見れます)
“before”と”until”の違いを考えるポイントは・・・・
“before”と”until”の違いは何か。
何より、”before”と”until”の違いを考える時に、大切なポイントとは何か。
答えは、ズバリ・・・・・・というほどでもなく。普通に定義や基本的なイメージをチェックすれば終わるやつです。
というわけで、バンバンマスターしていきましょう〜〜〜!!!
違いをチェック!”before”のイメージ・使い方は・・・
↑まず”before”の場合、コチラでまとめたように・・・・・
■ preposition(adverb, conjunction)
- at or during a time earlier than (the thing mentioned):
- until (the event mentioned):
- in the past:
■ preposition
- in front of:
- If a place is before another place, you will arrive at it first when you are travelling towards the second place:
- If something is before someone or before a group of people, it will be formally considered or examined by that person or group:
(引用:Cambridge Dictionary)
↑こんな感じの定義(用例)がヒットするわけですが・・・・・
↑全てを基本的なイメージにまとめると、こんな感じになりつつの、結局「(〜の・〜より)前」という日本語で済むやつだったり。で・・・・・
■ preposition, adverb, conjunction
- at or during a time earlier than (the thing mentioned):
- until (the event mentioned):
- in the past:
(引用:Cambridge Dictionary)
↑まず「前置詞・副詞、接続詞」として使える「時間」まわりの定義3つ全てで大切なイメージが・・・・・・
↑コチラの記事でまとめた、コレです。つまり・・・・
1つ目の定義(前置詞、接続詞)なら・・・・・
You should always wash your hands before meals.
(引用:Cambridge Dictionary)
↑1つ目の定義で、例えば「食事の”前に”手を洗う」なら、食事が始まる瞬間“より前”の話だったり・・・・・
3つ目の定義(副詞)なら・・・
Tacos Like You’ve Never Seen Before | SAM THE COOKING GUY 4K
↑3つ目の副詞の定義で「あなたが見たことないであろうタイプの、タコス」なら、今(見ている、話している瞬間)“より前”に見たことがないタイプの、という話だったり。
■ preposition, adverb, conjunction
- at or during a time earlier than (the thing mentioned):
- until (the event mentioned):
- in the past:
(引用:Cambridge Dictionary)
↑というところで、”until”をチェックするタイミングが来たと言えるでしょう。
違いをチェック!”until”のイメージ・使い方は・・・
- —used as a function word to indicate continuance (as of an action or condition) to a specified time
↑まあ、”until”は超・超・超・超・イージーですね。こんな感じで、定義に書かれてさえいる通り「継続(=〜までずっと感)」を表すのに使えるのが “until”です。
↑なので、こう。
ASMR to help u sleep – I beat u up until you become unconscious
↑つまり、例えば「君がッ気を失う”まで(ずっと)” 殴るのをやめないッ!」みたいな話であり、同時に「気を失ったらば、その瞬間、殴るのをやめる」みたいなノリが暗示されがちなやつ!
で、”before”の”until”という定義は・・・・
で、”before”に話を戻すと・・・・・・
we don’t open until ten
↑特に「ん?これって”before”と入れ替えれるくね?????何が違うんだ????」という地獄に堕ちるとすれば、こういう用例でしょうが・・・・・・
we don’t open before ten
↑つまり、こう。どちらにしても「10時より前」に「オープン(開店)しない」という事実には変わりないわけです。
ここまでに解説した「定義から得られる基本的なイメージ」を理解できていれば、イージーですね。
具体的なニュアンスの違いをチェック!
“until“なら10時になったら、その瞬間にオープンするやつ。「あれ〜〜〜今9時だけど、まだ開いてないんけ〜〜〜〜!?」「いや・・・・10時にならないと、開かないよ〜〜〜!!!!」なんて会話が想像できる・・・・・とも言えますね。
対して”before“なら、10時より前に開かないことは確実だけど・・・・そのあとオープンするのが11時なのか、12時なのか、13時なのか・・・・という話はしてないやつ。
まあ、たとえば「平日:10:30〜、土日祝:13:00〜」で「営業時間は〜〜〜!?!?!!?」と聞かれたら、とりあえず”not open before ten”とか。
あるいは、もう少し細かく言えば「継続」を表す”until”は当然「継続”して〇〇する”」ことに話の焦点があるので、その後に続く「ある時点に達したら、〇〇するのをやめる」という出来事と、「継続”して〇〇する”」という出来事が、かなり近い関係にある(=時間的に近いとか、因果関係があるとか)時に使うのに対して・・・・
“before”は、もっとアバウトに「〇〇の前に△△」という前後関係だけを、客観的に(無味乾燥な感じで笑)伝えることができると考えれば、分かりやすいかもしれませんね。
あとは「文脈」をひたすらチェック!
以上の基本が分かっていれば、あとは文脈(話の流れ)自体をチェックしてあげれば、もう「”before”か”until”か〜〜〜!?!?!?」なんて悩むことはなくなるでしょう。
10 Things to do Before You Die
↑例えば、これなら「死ぬ”までに”やる10のこと」と訳せますが・・・・・
動画を見れば「“VOLUNTEERING YOUR TIME”と、”GO SKYDIVING”と、”HIKE TO MOUNT EVEREST BASE CAMP”と〜〜〜」みたいに話しているので・・・・
「あ、”before”の使い方は複数あるけど、これは”until”に近いノリのパターンだな!」と思い出しつつの「でも”継続”方向の話じゃないから、”until”には言い換えられないな!」とまで、分かる。
そういう思考回路こそが、英語をイメージするコツです。というわけで・・・・・
Imagine!
おわり。
↑「あらゆる単語の図鑑があればな〜〜〜!!」という子羊へのオススメ。
↑いわゆる「「「文法」」」を日本語で網羅しとくならコレでOK。
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辞書からの引用の詳細
本記事には、Cambridge DictionaryおよびMerriam-Webster.com Dictionaryからの、定義又は例文の引用が含まれます。
- “Before.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/before. Accessed 7 Jun. 2019.
- “Until.” Merriam-Webster.com Dictionary, Merriam-Webster, https://www.merriam-webster.com/dictionary/until. Accessed 7 Jun. 2019.
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