TOEICは試験です。
なので、ルールがあります。
ということで、今回は
- TOEIC「L&R」テストにおける禁止行為=ルール一覧。
- ルールに違反するとどうなるか?
- 禁止行為の理由と現実
などをまとめます。「5000円払って退場したい人」以外は1度目を通しておくと良いでしょう。
シャケは、殺して、食べる。
人間社会のルールな
人間だって殺して食べてるのは同じだけどな
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TOEIC「L&R」の禁止行為・ルール一覧
TOEIC当日、会場で解答用紙と共に席に配布されている受験のしおりにイラストがあります。
↑こんな感じです。加えてTOEIC当日の流れの記事でも説明した通り「会場に迷惑をかけないでね」的なルールもありますね。
そっちはまあ社会常識ですが、それも含めてまとめると・・・・
■ TOEICでの禁止行為ーー
- 撮影・録画・録音・模写
- 問題用紙・解答用紙の持ち出し
- 試験問題の漏洩
- カンニング行為
- 試験中に解答の援助を受ける
- 解答用紙の所定欄以外への書き込み
- 問題用紙への書き込み
- 試験開始前や終了後に問題を見る・解く
- リスニング中にリーディングの問題を見る・解く
- 電子機器類の使用
- 暴力行為・器物損壊
- 試験教室内での飲食
■ 会場への迷惑行為ーー
- ゴミ箱の過度な使用
- アクセス手段の違反(車・バイク・自転車等の来場禁止)
- 器物損壊
↑こんな感じですね。TOEICという試験を守るために、こうしたルールがあります。会場を貸してくれるところがあって、適切な問題制作・テスト実施が維持されて、初めてTOEICは成り立つわけです。
お前それサバンナでも言えんの?
クマもサバンナにはいないだろ
禁止行為=ルールに違反すると?
禁止行為=ルールに違反すると……
- 試験官による注意・警告・強制退場
- 手荷物の確認
- 採点の拒否
- 協会またはETSの運営するテストの受験資格を剥奪
- 協会またはETSの運営するテストのスコアを無効・キャンセル
といった対応になります……。「注意・警告」とありますが、具体的には、
イエローカードを目の前に差し出され
3枚揃ったら退場
みたいになるらしいです….w 僕は残念ながら(?)まだ遭遇したことはありません…..。
レッドブラッドで一発退場。それが自然の掟さ。
TOEIC禁止行為の理由1:TOEICの維持
「撮影・録画・録音・模写」「問題用紙・解答用紙の持ち出し」「電子機器類の使用」だの細かく行動を制限していますが、要するに「試験問題の漏洩」が困るということです。
これは「適切な問題制作・テスト実施の維持」と「IPテストの存在」が理由でしょう。
(個人的にTOEICは良い試験だと思いますし、貶めるつもりはないのでふわふわした言い方になりますが….w)
TOEICは基礎的なコミュニケーション能力を測るため、なんというか、英語に限りがあるわけです。問題構成も極めてシンプルで、その上でTOEICは年10回も実施されています。
その過去問が全部、丸々残ってしまう…..、と、なんというか、いろんな意味で商売上がったりというか。対策もやりたい放題というか。まあ、いかに「基礎的なコミュニケーション能力を測るテスト」を維持することが大変か、というところだと思います。
加えて、TOEICではEquatingという採点方式を使っていることもあります。そういう意味でも過去の出題内容が記録として外部に残る状態は避けたいのでしょう。(TOEFLやGMATも同様)
(まあ、本当にシンプルな問題構成ですし、何度も受験している人が傾向を分析するのは難しくなかったりですが。そこらへんは割愛します。)
また、TOEICは「IPテスト」という団体受験制度が「日程自由&過去問使用」という形になっているので、過去問流出したら…….思いっきり成り立ちませんね。
TOEIC禁止行為の理由2:ブランドと採点
ずっとふわふわした言い方になっていきますが・・・・
「カンニング行為の禁止」「電子機器類の使用」「試験中に解答の援助を受けることの禁止」「試験開始前や終了後に問題を見る・解く」あたりは、普通に試験として当然の禁止行為ですね。試験としてやっていくなら当然、自テストのブランドとか、採点モラル的な部分を守りたいと思うわけです。
こっちは「制作維持」というよりは、まさに「実施・採点の維持」という部分ですね。どれだけ良いテストを作って、どれだけ正しい採点システムを用意しても、「そもそもの英語力」でチート行為をされるとどうしようもありません。
あと、ここでもEquatingが関わってきますね。TOEICは合否ではなくそういうスコア採点な以上、誰かに異常な解答をされると、ブランドイメージどころの騒ぎではなくなります。採点システムの崩壊です。
TOEIC禁止行為の理由3:「英語力」の測定
「解答用紙の所定欄以外への書き込み」「問題用紙への書き込み」「リスニング中にリーディングの問題を見る・解く」「電子機器類の使用」という禁止行為からは、「TOEICは英語力を測るんだぞ!」という気概が感じられます。
これに対して色々な主張が飛び交うのを見たことがある人は多いでしょう。「そんなのおかしい!」「しょうもないルールだ!」みたいな。
個人的には、普通に禁止で良いと思います。「コミュニケーション能力のL&Rを測るんだから、変な技術の使用は認めない」という姿勢は正しいかと。「スラッシュリーディング」とか「リスニング中にリーディング先に見る」とか、TOEICでそんな技を使う必要がどこにあるのか、全くわかりません。
そんなので高得点をとったところで、実際に英語を使っていけるのか?という疑問しかありません。
まあ試験にもよりますが、少なくともTOEICでそういう技を使う必要はないでしょう。また、こうした試験は学習のモチベーション維持をサポートしたり、他人へ実力を証明するものであって、高得点自体が目的にはなることはありえません。あなたがそこらへんを分かっていないなら、今すぐ直すべきです。
↓これらの記事を読めばきっと理解できます。どうぞ。
↑結局なにをやれば「英語はできる」のか
↑独学の秘訣とかまとめ
↑TOEICを通じて「試験対策」のコツと「試験との付き合い方」
↑コミュニケーションが目的の英語学習者が「本当にやるべきこと」
TOEIC禁止行為の理由4:社会常識
あとはもう、社会常識ですね。他者への暴力や会場への迷惑となる行為は、当然禁止です。まあブランドイメージを守るという意味でも、明記しておくべきルールですね。
「TOEICの会場では非常識な行動が蔓延している」なんて状況にするわけにはいきません。
TOEICの会場ではゴミ箱にの口にテープが貼られて、使えないようにしてあることも多いです。TOEICはたくさんの人が受験しますから、全員にゴミを出されると、結構な量になります。飲食まわりは「ゴミ問題」と「匂いの充満」が理由ですね。
大学とかを会場として貸してもらうわけで、TOEIC専用のものではありませんから、試験の運営面で必要なルールですね。「車・バイク・自転車での来場禁止」とする会場があるのも、社会常識です。
試験として運営する以上、コミケやライブハウスなどよりずっと厳しく規定する必要がありますね。
TOEIC禁止行為の追加について
ちなみに、TOEIC禁止行為は知らないうちに追加されてる可能性もあるので、気をつけましょう。「リスニング中にリーディングの問題を見る・解く」という禁止行為は「2012年7月」に追加されたものです。
それを知らずに「TOEIC攻略法」として実行して、イエローカードをもらってしまう受験者は、今でもたまにいるようです。
「試験の仕組みを攻略して高得点をとる」というのは、試験対策としては当然のことですが……….、あまりに裏技じみてるというか、「こんなことやらなくても、ちゃんと実力つければ良いじゃん」みたいな技は、やらないほうがいいですね。
そういう部分以外なら、変な禁止行為が追加されることはないでしょうから、別にいちいち「何か追加されてないか!?」とチェックする必要もありません。気をつける部分を気をつけましょう。
まとめ:正しい英語学習と正しい試験
今回は「TOEICの禁止行為」についてまとめました。
普段から「正しい英語学習とは何か」「TOEICで必要な能力は何か」をしっかり考えて、英語の実力をつけていけば、こうした禁止行為について、詳しく考える必要は全くないでしょう。
初めて受ける時に、サッとルールを確認するだけでOKですね。
あとはまあ………、
普通に社会常識を守っておきましょう。
↑英語学習の常識をつけるなら、こちら
↑学習自体の常識はこちら
↑コミュニケーションの常識はこちら
↑TOEICの常識はこちら
途中で茶化すトコなくなっちゃった
まあ、今回はそういう感じじゃなかったし良いよ
でもTOEICでイエローカードって一回もらってみたいよね
ちょっと分かるけどダメです
おわり
おわり。
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