本ページにはプロモーションが含まれます

“前の・以前の”の英語8つの違い!”prior/previous/former/last/past/old/ex-/preceding”の違い、使い分けまとめ

スポンサーリンク
イメージ辞書

(当シリーズは、妥当性のある完成した言語学の理論やその研究等とは一切関係なく、単に「定義に書かれている違い」からポイントをチェックしつつ、個人的な図解をシェアするものです。故に、言い切りに近い形は「正しい」ことではなく「自分の中で確信している度合いが高い」ことを意味します。あしからず。主に「Cambridge Dictionary」「Merriam-Webster.com Dictionary」「ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY」を参考に作成しております。辞書からの引用の詳細は、記事の最後にあります。)

HACKengの「イメージ・イラストで覚える英単語・フレーズ」シリーズ。

今回は「”前の・以前の”を表す英語”prior/previous/former/last/past/old/ex-/preceding”の比較」です。

日本語訳の丸暗記では、いつまで経っても

英語ができるようにはなりません。

イメージを掴みましょう。

(※スマホの人は右下の「INFO」から、いつでも目次が見れます)

スポンサーリンク
  1. 今回の英単語をざっくりイメージでまとめ&注意点
  2. 「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!①:”prior”なら・・・
    1. 例文をチェックして”prior”の使い方をマスター!
  3. 「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!②:”previous”なら・・・
    1. 例文をチェックして”previous”の使い方をマスター!
  4. 「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!③:”former”なら・・・
    1. 例文をチェックして”former”の使い方をマスター!
  5. 「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!④:”last”なら・・・
    1. 例文をチェックして”last”の使い方をマスター!
  6. 「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!⑤:”past”なら・・・
    1. 例文をチェックして”past”の使い方をマスター!
  7. 「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!⑥:”old”なら・・・
    1. 例文をチェックして”old”の使い方をマスター!
  8. 「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!⑦:”ex”なら・・・
    1. 例文をチェックして”ex”の使い方をマスター!
  9. 「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!⑧:”preceding”なら・・・
    1. 例文をチェックして”preceding”の使い方をマスター!
  10. 辞書からの引用の詳細

今回の英単語をざっくりイメージでまとめ&注意点

  • prior・・・・・「時間・順序・重要性という文脈で、先にくる」感
  • previous・・・・・「何かの前の、何か」感
  • former・・・・・「過去の・(現在)以前の」からの「何かに対して先の(=早い、過去の)、何か」感
  • last・・・・・「残った・最後の」と「直近(1つ前)」感
  • past・・・・・「過ぎ去った・かつての・終わった」感
  • old・・・・・「古い(故い・旧い)」感
  • ex・・・・・「もう〜じゃない」感
  • preceding・・・・・「先立つ・先行する」感

↑割と長くなったので、まとめから。それぞれのイメージ(で見逃せないポイント)を、簡単に言葉で表したものです。

が、これらだけでは微妙に分からないというか、分かるべきではありません。それぞれの解説を全体的に眺めることで「なぜ、こういう言葉で表現するに至ったのか」「具体的に、辞書の定義をどう読んだのか」をこそ考えて、伝えられたらな〜・・・・という記事なので、そんな感じでよろしくどうぞ!

「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!①:”prior”なら・・・

■ “prior”の定義

  • formal) existing or happening before something else, or before a particular time:

(引用:Cambridge Dictionary

  • 1 : earlier in time or order
  • 2 : taking precedence (as in importance)

↑まずは”prior“の定義がコチラ。で、”formal“と書いてありますが・・・・結局は「フォーマルってなんなん?(日本語と同じで、使う人の性格と状況によるので”これはフォーマルだ!”という覚え方には意味を感じられない)」状態になるので、申し訳程度にスルーしつつ・・・・・・

ポイントは「時間・順序・重要性という文脈で、先にくることだよ〜」という定義です。それ以上でもそれ以下でもなく、この解説を、素直にイメージしてあげましょう。

例文をチェックして”prior”の使い方をマスター!

MOOC EDSCI1x | Video 4: Connecting Prior Knowledge | Memory and Learning

↑たとえば、記憶と学習において重要視される”prior knowledge“とか。まあ日本語なら「先行知識」だの「事前知識」だの「既存知識」だの言えますが・・・・・”prior“が表しているのは「〜より先に(〜に先立って)」というノリ。

つまり、動画内では「より良い授業がしたいなら、その授業を受ける生徒たちが(その授業”より先に(に先立って)”)何を知っていて、何を信じていて、何が出来るのかを知るべきだよね〜」みたいな話をしています。

beforeとprior toの違いを図解!英語の意味は文脈からイメージしよう
「英語はイメージで覚えよう!」ということで、今回は「before」と「prior to」の違いを解説&図解します。最悪、日本語を使うにしても・・・・それぞれの「前」とは何なのか。ついでに「フォーマル」とは何か。英語の気持ちを・・・・Imagine!

↑コチラも合わせてチェック。とにかく「何かより、何かのが先(≒ 重要)」なんて文脈で話がしたい時に使えるのが、”prior“です。

Hop Along – Prior Things

(↑Hop Along最高。(話が逸れるので省略))

「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!②:”previous”なら・・・

■ “previous”の定義

  • happening or existing before something or someone else:

(引用:Cambridge Dictionary

  • 1 : going before in time or order : PRIOR
  • 2 : acting too soon : PREMATURE

↑次に”previous“の定義がコチラ。正直、これを見るだけでは箸にも棒にも感も否めませんが、例文や、何より”former“との比較も見ていけば・・・・・・

Cambridgeの「(formal)と書くほどではなく、”prior”と違って”someone”とも書いてあって、何より”something else”の”before”からの(”何かより先の、何か”感)」とか、Merriamの「“earlier”ではなく”going before”であり、重要性とかではない」とか・・・・

・・・・といったポイントが分かってくるでしょう。(1つの単語の1つの定義に固執して惑うべきではない、という教訓。全体あっての個。)

例文をチェックして”previous”の使い方をマスター!

Keith Thurman breaks down previous Manny Pacquiao fight with Kate Abdo | INSIDE PBC BOXING

↑たとえば「パッキャオの70戦目を、71戦目の相手であるサーマンが解説する」とか。いわゆる「直前、1つ前」を表しているパターンですが、考えるべきは、これが「直前」になるのは”the previous“(の省略)だからだということですかね。

Previous president

↑”previous“自体は、別に「何かの前の、何か」と言っているに過ぎないというか。(これは現”president“以外の、全員のリスト。”president”とかに使われるのは稀?かもしれませんが・・・・・そこは”former”の例も参考にどうぞ!)

The questions you see in your main feed will either be relevant to either the interests you follow or previous questions that you’ve looked at or the most popular questions on the site at the time.

(引用:teachable

↑たとえば、単に”previous questions“と言えば「以前の質問の”すべて”」を表すに過ぎませんが、合わせて”that you’ve looked“と現在完了で示すことによって「あなたが過去に閲覧した質問」という話になり、結果的に「直近の」感のある文脈にも少しずつ近づいていく、みたいな。

Double-click a previous version of the folder that contains the file or folder you want to restore. (For example, if a file was deleted today, choose a version of the folder from yesterday that contains the file.)

(引用:HARVARD LAW SCHOOL

↑あと”a previous“なら「バックアップの中から、あなたが復活させたい”以前のバージョン”を1つ選んで〜〜」みたいな話とか・・・・・・

You’ll see a list of available previous versions of the file or folder. The list will include files saved on a backup (if you’re using Windows Backup to back up your files) as well as restore points.

(引用:HARVARD LAW SCHOOL

↑”available“で「利用可能な」と言えば、これもまたある意味「直近の」に近い話だとも言える?(かどうかはどうでも良いですね。)

Trump: I Thought Being President “Would Be Easier” Than My Previous Life

beforeとpreviouslyの違い!定義を見たら、あとは文脈をイメージ!
「英語はイメージで覚えよう!」ということで、今回は「before」と「previously」の違いを解説します。「前回までのプリズンブレイクは〜〜」とか「これまで考えられていたより〜」とか言いたい時に使える"previously"ですが・・・・その心を、Imagine!

↑まあ何より”previously“の記事で解説した通り「以前の〜があって、からの、〇〇。」みたいなノリの話がしたい時に重宝したり。(そういう意味で「順序」感がある)

一見ちょっと扱いが難しいとも言えますが・・・・・こうした”previous“の使い方がマスターできれば、こなれ感が出せるかも!

「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!③:”former”なら・・・

■ “former”の定義

  • of or in an earlier time; before the present time or in the past:

(引用:Cambridge Dictionary

  • 1a : coming before in time
  • b : of, relating to, or occurring in the past
  • 2 : preceding in place or arrangement : FOREGOING
  • 3 : first in order of two or more things cited or understood
  • 4 : having been previously : ONETIME

↑そして”previous“と悩む人が多そうな”former“の定義がコチラ。ポイントは明らか。

Cambridgeの定義で “before”の対象が”something or someone else”ではなく”the present time(現在)”なこと等から、基本的に「過去の・(現在)以前の」という話をするのが”former“である、と分かります。

からの「前者 or 後者の”前者(”3:first in order of two or more things cited or understood”)」としても使えるように・・・・・・

previous“の「何かの前の、何か」と比べて言うなら「何かに対して先の(=早い、過去の)、何か」を表すのが”former“だと、まとめられるでしょう。

いい加減"元大統領・前大統領"の英語の違い、使い分けをスッキリ理解したい人へ
「英語はイメージで覚えよう!」ということで。今回は、いい加減「元大統領」と「前大統領」の英語の違いをマスターしたい、すべてのアナタへ。大切なのは、いつも文脈です。日本語と日本人の思考回路を省みつつ、同じヒトとして、英語ネイティブの気持ちを・・・・・Imagine!

↑一緒にチェック!

例文をチェックして”former”の使い方をマスター!

Red vs. bold – A Shadow of His Former Self | Rooster Teeth

↑たとえば”one’s former self“と言えば「過去の(以前の)自分」のこと。別に「今のそれ」に対する「以前のそれ」とかではなく、ただ単に「過去のもの(今とのつながりとか、そういう話はしてない)」であるからこその”former“です。

English expression maeno1

↑からの。この例は”coming before in time“と定義されるわけですが、つまり「時間と共に変化する”自分自身”という入れ物があって、それに以前入っていたもの」みたいなイメージというか、それによる「元(=今は違う)」感も大切ですね。(元大統領とか言いたい時に。)

Former Presidents of the Council

↑これなら”former presidents“というページで、”previous presidents“と同じく「現”president”以外の全員」がのっていますが・・・・・・まあ言い方の問題というか。

previous“からは「受け継がれてる、今とのつながり」感が感じられる(から、こういう元〇〇に使われるのは見ない)一方で、”former“からは単に「これが過去の(これまでの)”president”たちだよ〜」という感じがする・・・・・みたいな。(だから割と密な国際機関は”previous”を好んだり?)

Four times former presidents implicitly rebuked President Trump

↑また、この動画で話しているのはブッシュ氏(43代)とクリントン氏(42代)とオバマ氏(44代)とカーター氏(39代)ですが、そういう「直近」とかではない「以前の(=元)大統領たち(から、4人)が〜」という話なら、”previous“に合いませんね。

(今生きている元大統領しかトランプ大統領に物申せないから「直近」っぽくなってややこしい。)

「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!④:”last”なら・・・

■ “last”の定義

  • (being) the most recent or the one before the present one:

(引用:Cambridge Dictionary

  • 3a : next before the present : most recent
  • b : most up-to-date : LATEST

↑”last“の場合は「〜残った・最後の」としても使えることがポイントですね。「前の・以前の」に関する定義のみ抜粋しました。

つまり、2つの辞書で一番上にヒットしているのは「他のすべての後にくる・きたやつ」からの「最後の(≒ 残った)」みたいな話ですが、その感覚が「時間」に対してイメージされて「直近の、1つ前の」という話になるだけですよね。

例文をチェックして”last”の使い方をマスター!

The Last Black Man in San Francisco | Official Trailer HD | A24

↑まず「残った(≒ 最後の)」という感覚を思い出しつつ・・・・・・

Leeds Clean Air Zone: £6m camera system being installed
Clean air cameras are being installed in Leeds months before the software to run them is ready.

The introduction of the scheme in Leeds has been “significantly postponed” due to a government delay, the city council said last week.

↑いわゆる「先週(1つ前の週)」と言いたい時は「うんたらかんたらしました last week」みたいに使いますが・・・・・・・この”last”は形容詞として考えるのではなく、”today”だの”yesterday”と同じ立場の”last week”だと考えれば OKですね。

BBC Scotland - Seven Days
The big stories and events that have got people talking in the past week.

↑で、たとえば「(前の放送から、今回の放送までの)この(=直近の)1週間=7日間」と言いたければ”News, sport and entertainment that’s got people talking in the last week.”とある通り、”the”を付けて使ってあげる。

LastWeekTonight
Breaking news on a weekly basis. Sundays at 11PM - only on HBO. Subscribe to the Last Week Tonight channel for the lates...

LastWeekTonight

↑とかいう上で、文脈をチェックしてあげましょう。これなら放送時間が「毎週日曜の23時」であることから「この(前回の放送から今回の放送までの)一週間で何があったか振り返ろう〜〜!!!」的な、そういう方向の番組だろうと分かりますね。

「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!⑤:”past”なら・・・

■ “past”の定義

  • used to refer to a period of time before and until the present:
  • having happened or existed before now:
  • finished:

(引用:Cambridge Dictionary

  • 1a : AGO
  • b : just gone or elapsed
  • 2 : having existed or taken place in a period before the present : BYGONE
  • 3 : of, relating to, or constituting a verb tense that is expressive of elapsed time and that in English is usually formed by internal vowel change (as in sang) or by the addition of a suffix (as in laughed)
  • 4 : having served as a specified officer in an organization

↑”past“で見逃せないのは、Cambridgeの 3つの定義が「つまり、こいつらは”TIME BEFORE”って文脈の用例ね〜」とまとめられていることと・・・・・・・

言わずもがな、”finished“やら”ago“やら”gone“やら”elapsed“やら現在完了やらで表現されている通り過ぎ去った、終わった」という意味で「過去の、以前のを表すのが”past“です。

例文をチェックして”past”の使い方をマスター!

For Students | University of Leeds

↑たとえば、いわゆる「過去問」を”past exam papers“と言ったりしますが・・・・・・・基本的にテストは「その度にその度に、作って、実施して、終わって、作って、実施して、終わって・・・・・・・」を繰り返すわけで。

上記はイギリスのリーズ大学の過去問検索ページですが、どの学科の、どの科目だろうが一様に「過ぎ去った・過去のものだ」という意味で、”past“が合いますね。

In pictures: Queen’s meetings with past US presidents

(引用:BBC NEWS

↑からの「元大統領」という時に”past president“と言えるわけですが、この記事のように「特に”亡くなっている”、かつての、過ぎし日々の大統領〜〜〜」みたいな話に合います。

そうではなく、まだ生きている人だったり「今はそうじゃない」という意味で「元大統領」と言いたい文脈なら、”former president“を使う・・・・・みたいな。(まあ性格×状況案件でもありますね)

The Immediate Past President provides advice and leadership to the Board of Directors regarding past practices and other matters to assist the Board in governing the Association.

Sorry! That Page Cannot Be Found

↑あと、”immediate past president“といえば「つい先日まで”president”だった」からの「前”president”(≒ 前任=”predecessor”)」みたいな話もできたり。

いい加減"元大統領・前大統領"の英語の違い、使い分けをスッキリ理解したい人へ
「英語はイメージで覚えよう!」ということで。今回は、いい加減「元大統領」と「前大統領」の英語の違いをマスターしたい、すべてのアナタへ。大切なのは、いつも文脈です。日本語と日本人の思考回路を省みつつ、同じヒトとして、英語ネイティブの気持ちを・・・・・Imagine!

(↑詳しくはコチラに省略しますが、”immediate past president“は組織において新しい”president“を補佐、コンサルティングする「つい先日まで”president”だった人間」のこと。前大統領は日本語っぽい気がするので、英語なら「前任者(”predecessor”)」で済ませたいなど。)

「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!⑥:”old”なら・・・

■ “old”の定義

  • from the past

(引用:Cambridge Dictionary

↑”old”の定義は少し省略しますが、今回比較したい”from the past“については・・・・・

古い/故い/旧い(ふるい)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
古い/故い/旧い(ふるい)とは。意味や使い方、類語をわかりやすく解説。[形][文]ふる・し[ク]1 その状態になってから長い年月が経過している。㋐そうなってから久しい。ずっと以前から現在にまで続いている。「—・い制度」「—・いレコード」「—...

↑日本語で「旧友(古い友人)」って言ったりするのと、同じ方向だと言えますね。

旧友(きゅうゆう)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
旧友(きゅうゆう)とは。意味や使い方、類語をわかりやすく解説。古くからの友達。また、昔の友人。「—と再会する」 - goo国語辞書は30万9千件語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。

↑ずっと同じような友達関係が続いているかは置いといて「過去に友達になった人」でも「過去に友達だった人」でも、同じ「」に焦点がある話というか・・・・・・・・・たとえば 10年ぶりに会う友達との会話が続かなくて「あれ?元々どうやって話してたんだっけ・・・・?友達ってなんだっけ?」と思うことはあっても、そいつは結局「昔からの友達(昔友達になった人 ≒ 友達だった人?)」としか言いようがないというか・・・・・・じゃあ会話が続かなくなったら、もうその瞬間に友達じゃなくなるのか?とか・・・・・・・・なんの話?

はい。話は逸れましたが、そういうことです。

例文をチェックして”old”の使い方をマスター!

She showed me her old school.

(引用:Cambridge Dictionary

↑たとえば、普通に学校の話で”old school“と言えば「母校」という、まあ「昔」のノリですね。「昔は・・・・毎日この学校に通ってさ・・・・・昔・・・・か。」みたいな。(そこまで感傷的な話かは置いといて)

He bought me a new phone to replace my old one.

(引用:Cambridge Dictionary

↑これなら「新しいやつを買ってくれたんだよ〜」と、もう既に新しいのを持っていて、その「新しいやつ」と比べたら・・・・・・まず単に使い古されてるし、モデルも古いかもしれないし、なんならガラケーからスマホにしたレベルかもしれないし・・・・・・・・・「古いやつ」と呼ぶ理由しかありませんね。

なんか・・・・感傷的な解説しか出来てませんが・・・・・本当、そういうことでしょう!

「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!⑦:”ex”なら・・・

■ “ex”の定義

  • used to show that someone is no longer what they were:

(引用:Cambridge Dictionary

  • 3 (ˌ)eks , ˈeks [ Middle English, from Late Latin, from Latin ] : former

↑からの”ex”はもう、シンプルですね。何も考えることがありません。今回抜粋したコチラの定義の他に、”out of”と”not”と言い換えられるような定義が出てくるのが”ex”です。

ex- | Etymology of prefix ex- by etymonline
"out of, from," but also "upwards, completely, deprive of, without," and "former;" from… See origin and meaning of ex-.

↑つまりそのまま、頭に付けて”out of”や”not”的なノリの単語を作る”prefix“が、”ex”です。(Merriam Websterのほうで定義されている通り。)

からのもう〇〇じゃない」とか「〇〇じゃなくなった人というノリで「元〇〇」と言うことができるので、そういう意味で”former“みたいな話ね、みたいな。

例文をチェックして”ex”の使い方をマスター!

My GIRLFRIEND MEETS my Ex GIRLFRIEND! (bad idea)

↑たとえば「今カノが元カノに会いました」とか・・・・・w

What Life Is Like For an Ex-President

↑これにしても・・・・・

There is nothing more pathetic in life than a former president.

↑動画の導入で引用されているこの言葉は、アメリカのアダムズ元大統領(6代目)のものだそうですが・・・・・とりあえず、動画のタイトルにするなら「元大統領の〜」より「大統領じゃなくなった人の〜」とイメージさせる方向で言ったほうが良いよね、みたいな。

その上で、何より”ex“って短いですし、本来の(?w)使い方によって表現されている”former“と比べて、”ex“のほうがカジュアルな「元〜」だということは、言うまでもありません。(言った)

「前の・以前の」を表す英語”8つ”すべてを使い分け!⑧:”preceding”なら・・・

■ “preceding”の定義

  • existing or happening before someone or something:

(引用:Cambridge Dictionary

  • : existing, coming, or occurring immediately before in time or place

↑(日常的には一番使う機会がなさそうなので)最後になった”preceding“ですが、

■ “prior”の定義

  • formal) existing or happening before something else, or before a particular time:

(引用:Cambridge Dictionary

  • 1 : earlier in time or order
  • 2 : taking precedence (as in importance)

■ “previous”の定義

  • happening or existing before something or someone else:

(引用:Cambridge Dictionary

  • 1 : going before in time or order : PRIOR
  • 2 : acting too soon : PREMATURE

↑はい。”prior“と”previous“を足して 2で割ったような定義で・・・・・・実際、そんな感じだと言えるんじゃないでしょうか。例を見たほうが早いですね。

例文をチェックして”preceding”の使い方をマスター!

Preceding LOAD | QlikView Help
先行する LOAD | QlikView ヘルプ

↑”preceding load“からの「先行するロード」とか・・・・・・まあ、よく知らないし話が逸れるしなので省略しますが「〜”に先立つ”〇〇」という感覚は、なんとなく分かるでしょう。

3. ロケーションパス (2) 1

“preceding-sibling”とか・・・・・・・(圧倒的省略)

Google Scholar

↑こういう時は Google Scholarが役に立ちますね。要するに論文でも重宝したりする、サイエンスな性格 or 状況が好む表現が”preceding“だったり。

the preceding paragraph“で「前段(1つ前の段落で)」を表したりするのは、“prior”の「時間・順序・重要性という文脈で、先にくることだよ〜」というノリと、“previous”の「何かの前の、何か」を足して 2で割った「何かの先の、何か」みたいなノリだからというか・・・・・・

要するに”prior“の「重要性」みたいなイメージと”previous“の「つながり」みたいなイメージを合体させることで、「次に来る何かのために存在する、先立つ何か」だと言えるんじゃないでしょうか。その先立つものが存在するから、次以降のものも存在できる・・・みたいな。たしかに、このイメージは他のワードにはなかったものですね。

・・・・・と例を出した上で、Merriamが思いっきり“immediately before”(直前の)と定義している一方で、Cambridgeはそれに触れていない、ということには触れませんでしたが・・・・・・・・辞書の特徴を考えるのって面白いですね。

なんにしろ、大切なのはいつも文脈。ということで・・・・・・・

Imagine!

おわり。
(^。^)

↑「あらゆる単語の図鑑があればな〜〜〜!!」という子羊へのオススメ。

↑いわゆる「「「文法」」」を日本語で網羅しとくならコレでOK。

(同じカテゴリの記事をもっと見るならコチラ

英語は図・イラスト・イメージで覚えるべきなので、できない人に解説してみる
「英語はイメージで覚える!」と聞いて「なんか楽しそうだし、やってみよ!」と思ったら「イメージできないんだけど!!(泣)」なんて、悩んでしまった全てのあなたへ。必要なのは「英語をイメージで覚えるべき理由」を知った後「どうしてイメージできないのか」をチェックする。それだけです。
【現在122コ】英語の頻出単語をイメージで解説したリンクのすべて【更新中】
「英語はイメージで覚えよう!」ということで、現在までに作成・公開した記事へのリンクをまとめています。虎穴に入らずんば虎子を得ず。ネイティブレベルを目指して「日本語訳の丸暗記=日本人英語=ただの日本語」から脱却しちゃいましょう!

辞書からの引用の詳細

本記事には、Cambridge DictionaryおよびMerriam-Webster.com Dictionaryからの、定義又は例文の引用が含まれます。

  • “Prior.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/prior. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Previous.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/previous. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Former.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/former. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Last.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/last. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Past.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/past. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Old.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/old. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Ex.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/ex. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Preceding.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/preceding. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Prior.” Merriam-Webster.com Dictionary, Merriam-Webster, https://www.merriam-webster.com/dictionary/prior. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Previous.” Merriam-Webster.com Dictionary, Merriam-Webster, https://www.merriam-webster.com/dictionary/previous. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Former.” Merriam-Webster.com Dictionary, Merriam-Webster, https://www.merriam-webster.com/dictionary/former. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Last.” Merriam-Webster.com Dictionary, Merriam-Webster, https://www.merriam-webster.com/dictionary/last. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Past.” Merriam-Webster.com Dictionary, Merriam-Webster, https://www.merriam-webster.com/dictionary/past. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Old.” Merriam-Webster.com Dictionary, Merriam-Webster, https://www.merriam-webster.com/dictionary/old. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Ex.” Merriam-Webster.com Dictionary, Merriam-Webster, https://www.merriam-webster.com/dictionary/ex. Accessed 4 Nov. 2019.
  • “Preceding.” Merriam-Webster.com Dictionary, Merriam-Webster, https://www.merriam-webster.com/dictionary/preceding. Accessed 4 Nov. 2019.

引用箇所では省略して、辞書名をアンカーテキストとした該当URLへのリンクのみを明示しています。

タイトルとURLをコピーしました