(当シリーズは、妥当性のある完成した言語学の理論やその研究等とは一切関係なく、単に「定義に書かれている違い」からポイントをチェックしつつ、個人的な図解をシェアするものです。故に、言い切りに近い形は「正しい」ことではなく「自分の中で確信している度合いが高い」ことを意味します。あしからず。主に「Cambridge Dictionary」「Merriam-Webster.com Dictionary」「ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY」を参考に作成しております。)
HACKengの「イメージ・イラストで覚える英単語・フレーズ」シリーズ。
今回は「番外編」です。
日本語訳の丸暗記では、いつまで経っても
英語ができるようにはなりません。
イメージを掴みましょう。
(※スマホの人は右下の「INFO」から、いつでも目次が見れます)
英語の単語を覚える時、日本語でこんな風に考えていませんか?
↑たとえば、コチラで解説したように「rob・deprive・steal」の違いを考える時。
そして、そもそも「robとdepriveとstealの違いってなんなん?」と思った理由が・・・・・
「robって単語があるらしい。」
↓
「あ〜、銀行強盗で bank robberyって使うやつね〜〜〜。」
↓
「でも、銀行から盗むんだったら、なんで stealを使わないんだろう?」
↓
「ん?なんか depriveも”奪う”って意味らしいな??」
↓
「robとdepriveとstealの違いってなんなん?」
↑こんな感じだった時。
英語の単語を覚える時に、日本語を使うことの弊害
↑まあ、当サイトでは徹底的に「日本語を使った英語学習は邪道」だと主張しまくっているので、詳しくは省略しますが・・・・・
上記の例のように考えてしまった時、明らかに・・・・・
「日本語訳」を行う。
↓
が、基本として「対訳」は不可能なので、その時点で情報のイメージにズレが生じている。
↓
そこにダメ押しのごとく「何気ない連想」を行ってしまう。(無意識に「銀行強盗」というワードから「お金を盗む」という文脈・話にすり替えてしまう。)
↓
その結果、”盗む”と”奪う”という、全く違う意味を持った日本語をごっちゃにして、適切な日本語訳を当てはめることすら出来ずに終わる。
↓
「rob・deprive・steal」の違いって、なんなん!?
・・・・・みたいな、悪循環に陥ってますよね。
いわゆる「間違った母国語を使いこなしまくるネイティブ問題」というか、もはや日本語ネイティブであることの弊害というか・・・・・第二言語学習の研究で言うところの「学習者変数」ってやつだったりもするでしょう。が・・・・・・
そういうのも、サイト全体を通して主張しまくっているので、省略しまして・・・・・・(w)
英語の単語を覚える時に、日本語を使わないことのメリット
結局。英単語に限らず、英語の勉強で、日本語を使わないことのメリットは何なのか。
・・・・・といえば、そのまま「上記の問題がなくなる」ことが第一ですね。
何が怖いって、これが「rob・deprive・steal」に限った話ではなく「日本語訳(対訳)を使うこと」自体が含んでいる問題であること、ですし。
もっと分かりやすく言えば、上記の問題がなくなると、それは「英語が覚えやすくなる」「英語学習の質が上がる」ことを意味します。
まあ「日本の英語教育」が(悪い意味で)名を馳せ始めた頃から、ずっと主張され続けていることですが・・・・・
ああ、この記事は「そういう流れの中で、少しでも”英語を英語で学ぶ”ことや”英語で何かを学ぶ”ことを推進する助けになれたら良いよね。」という、このサイトのコンセプトを再確認するものだったんだな、と思いました。
おわり。
(まあ「弊害」部分の解説が上手くいったので、後悔はしていない。)
(というか、たまにはコラム風に書きたかっただけ。)
↑「あらゆる単語の図鑑があればな〜〜〜!!」という子羊へのオススメ。
↑いわゆる「「「文法」」」を日本語で、ザーッと網羅しとくならコレでOK。
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