(当シリーズは、妥当性のある完成した言語学の理論やその研究等とは一切関係なく、単に「定義に書かれている違い」からポイントをチェックしつつ、個人的な図解をシェアするものです。故に、言い切りに近い形は「正しい」ことではなく「自分の中で確信している度合いが高い」ことを意味します。あしからず。主に「Cambridge Dictionary」「Merriam-Webster.com Dictionary」「ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY」を参考に作成しております。辞書からの引用の詳細は、記事の最後にあります。)
HACKengの「イメージ・イラストで覚える英単語・フレーズ」シリーズ。
今回は「together with / with / along with / alongside」です。
日本語訳の丸暗記では、いつまで経っても
英語ができるようにはなりません。
イメージを掴みましょう。
(※スマホの人は右下の「INFO」から、いつでも目次が見れます)
「〜と共に」とか「〜と一緒に」みたいな日本語は捨てて、違いをイメージ!
毎度、それぞれの英単語が持つ基本的なイメージをまとめつつ、違いを比較したりしていますが・・・・・
今回の「together / with / along with / alongside」の違いは、普通に「それぞれの基本イメージ」から考えてあげれば OKです。
というわけで、例文からバンバン違いをチェックしていきましょう〜〜〜!!!
違いから、使い分けをチェック!①:together withは「一体」感
↑togetherの基本は「一体」感でしたね。なので・・・・・
Last 24 hours together with my Ex-boyfriend
↑これなら「元彼との最後の24時間」という動画で、最後の最後まで「一諸、一体」で、本当に良い別れだったのだ〜的な話がしたいパターンとか・・・・
20ft. B-25 Together with Two Giant Messerschmitt Bf109 G
↑また、これなら「第二次世界大戦におけるアメリカのB-25が、ドイツのメッサーシュミットBf109と・・・・・一緒に空飛んじゃってるぜ!!!!!」というようなノリが、言いたいわけです。
そんな感じで「一緒に」以上に「一体」感を強調したい時、何より「一緒に」というポイントが話題の中心である時に、together(with〜)を使っちゃいましょう!
違いから、使い分けをチェック!②:withは「共に」感
↑withの基本はこうだったり・・・・
↑得てして、こんな感じでしたね。どちらにしろ「〜と共に」とでも言っておけば良い感じ。細かい用例や解説は、単独記事のほうに省略しますが・・・・・・
40 Glocc: I Was With ODB the Night Biggie Got Killed
↑例えば、この「ビギーが殺された夜、ODBと一緒にいたよ」という話なら、特に「一体となって動いた、何かをした」とかではなく、ただ「同じ場所にいた(=場所を共有していた)」みたいなノリですよね。
SPILLING TEA ON ALL THE ARTISTS I’VE WORKED WITH… (ZENDAYA, ARIANA GRANDE & MORE)
↑これなら「一緒に仕事した」という話ですが、それは別に「一体となって」みたいなノリではなく、単に「自分がこうする。相手はこうする。そこに自分はこうする・・・・結果、良い仕事ができる!」みたいな・・・・・・化学反応的なノリですよね。
文脈によっては、ただ「仕事場を共有した」ってだけかもしれませんし。まあ詳しくは、単独記事をどうぞ!
違いから、使い分けをチェック!③:along withは「1人の行動」感
↑alongの基本は「そう(沿う・添う)」と言えるイメージでしたね。
で、withをつけて along with〜(〜に対して along状態で)と言いたいパターンから・・・・
PJ Masks Song 🎵I’M LUNA GIRL 🎵Sing along with the PJ Masks! | HD | PJ Masks Official
↑日本人が「一緒に」と訳したくなるのは、こういう例でしょう。が、ビビることはありません。「〜と一緒に歌う」にしても・・・・
Brush Along With Budd!
↑「一緒に歯磨き!」にしても・・・・・
Adventure Time | Come Along With Me Music Video | Cartoon Network
↑「ついてきて!」にしても・・・・・
↑すべて、こういう「自分は今からこうするよ。だから、それにそって一緒に〇〇しよう!」というイメージの話ですよね。
Tayo Let’s get along with friend! l Learning Good Habits l Having Good Habits l Tayo the Little Bus
↑なので、get along with〜(〜と上手くやる)にしても「相手の振る舞いとかにそって、合わせてあげる」からの「上手くやっていく」っていうノリなわけです。
というわけで、そうして行動する側の「1人の行動」感があるな〜、みたいなのが along!
違いから、使い分けをチェック!④:alongsideは「隣」感
alongsideのように限定的なワードの単独記事は作っていませんが・・・・・
↑Cambridge Dictionaryでは、こんな定義になっています。つまり「隣(next to)」と「一体(together)」と「沿う・添う(along)」という、3つのイメージのキメラみたいなものでしょう。
Most of the staff refused to work alongside the new team.
(引用:Cambridge Dictionary)
これなら「新しいチームと alongside状態で働くのを拒んだ」なので・・・・・・
↑言うなれば、こういうノリで協力するのを拒んだ、と。まあ、これは伝わらないかもしれませんが・・・・・(w)
Women’s March 2017: Ariana Grande Marches Alongside Her Mom and Grandma — See the Pics!
要するに、マーチ(行進)みたいなイメージです。
Christian prays alongside Muslims in Jerusalem
↑祈るにしても、こういう風に並んでいる感じを言いたいなら、alongsideがピッタリ。特に「隣り合って、同じ方向を向き、進んでいく」みたいな話ということ!
A car pulled up alongside (ours).
(引用:Cambridge Dictionary)
↑なので「隣(next to)」の話をするにしても、車を「横付け」するみたいな、along感のある話に使う感じ!
(近日公開)
↑ついでに「隣」のまとめなら、コチラ!
おわり。
↑「あらゆる単語の図鑑があればな〜〜〜!!」という子羊へのオススメ。
↑いわゆる「「「文法」」」を日本語で、ザーッと網羅しとくならコレでOK。
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辞書からの引用の詳細
本記事には、Cambridge Dictionaryからの、定義又は例文の引用が含まれます。
- “Alongside.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/alongside. Accessed 29 May. 2019.
引用箇所では省略して、辞書名をアンカーテキストとした該当URLへのリンクのみを明示しています。