(当シリーズは、妥当性のある完成した言語学の理論やその研究等とは一切関係なく、単に「このくらいの共通項をイメージしておけば覚えやすいよね」と思う抽象的な感覚を「フレーズまとめ」のような形をとってシェアするものです。故に、言い切りに近い形は「正しい」ことではなく「自分の中で確信している度合いが高い」ことを意味します。あしからず。主に「Cambridge Dictionary」「Merriam-Webster.com Dictionary」「ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY」を参考に作成しております。辞書からの引用の詳細は、記事の最後にあります。)
HACKengの「イメージ・イラストで覚える英単語・フレーズ」シリーズ。
今回は「for」です。
日本語訳の丸暗記では、いつまで経っても
英語ができるようにはなりません。
イメージを掴みましょう。
(※スマホの人は右下の「INFO」から、いつでも目次が見れます)
- 前置詞としての”for”の定義を調べると。
- “for”のイメージを抽象的にとらえてみよう!
- 例文で”for”のイメージをチェック!①:intended forのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!②:purposeのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!③:because ofのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!④:time/distanceのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑤:occasionのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑥:comparingのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑦:responsibilityのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑧:supportのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑨:helpのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑩:in relation toのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑪:paymentのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑫:representingのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑬:towardsのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑭:meaningのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑮:to getのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑯:dutyのやつ
- 例文で”for”のイメージをチェック!⑰:in troubleのやつ
- 辞書からの引用の詳細
前置詞としての”for”の定義を調べると。
- intended for
- purpose
- because of
- time/distance
- occasion
- comparing
- responsibility
- support
- help
- in relation to
- payment
- representing
- towards
- meaning
- to get
- duty
- in trouble
(引用:Cambridge Dictionary)
↑まず、Cambridge Dictionaryで forの意味を調べると、こうしたワードに関する意味・言い換え(前置詞)がヒットしますが・・・・
多すぎですね。
と、ビビってもしょうがないので・・・・。
“for”の基本は「志向性」みたいな話
forに共通するイメージを一言で表すなら・・・・・
↑こう。
↑からのこう。
つまり「志向性」くらいになるんじゃないでしょうか。ですよね。この言い方と図解がものすごく気に入ってしまったので、そういうことで、よろしくどうぞ。
・・・・・いや、音楽が好きなので「”指向性”ってあるし、志向とかけて言ってみるか!www」と思ったら、なんか現象学の用語であるらしく、その説明が自分のイメージそのままだったので引用すると・・・・・
志向性(しこうせい、独: Intentionalität)あるいは指向性(しこうせい)とは、エトムント・フッサールの現象学用語で、意識は常に何者かについての意識であることを表す。この概念はフッサールが師事したフランツ・ブレンターノから継承したものであり、ブレンターノは志向の対象の存在論的・心理学的状態を扱う際にこの用語を使った。(Wikipediaより引用)
↑まさに、こういうノリです。特に「なにかについての意識」という関係性を加える役割が、forだと言えるな〜〜〜という、ノリです。
↑コチラでまとめた、接続詞としての forが「因果(causeしたもの)」ではなく「根拠(そう思わせたもの)」を表すのもあるし、やっぱ「志向性」だよな〜〜〜〜〜みたいな。
(↑これも省略!)
というわけで、定義と例文をチェックして、実際にイメージできるか試していきましょう〜〜〜〜!!!
“for”の発音・シラブル・アクセント・語源は?
■ forの発音(pronunciation)
- /aʊt/(アメリカ英語)、/aʊt/(イギリス英語)
- Cambridge Dictionaryで聴く
■ forのシラブル・アクセント(syllable・accent)
- for
■ forの語源(origin・History and Etymology)
↑ついでにチェック!
“for”のイメージを抽象的にとらえてみよう!
とにかく、様々な「志向性」に使える for。こうした単語では「言葉の意味は状況にしか存在しない」という言語の本質が、ガンガンに表出します。マスターすればレベルアップ間違いナシ!
例文で”for”のイメージをチェック!①:intended forのやつ
↑まずは直感的なコチラ。「誰かに渡されることを意図された」という定義です。そのまま「志向性」がピッタリくるかと思います。きますよね。いや本当n(自重)
つまり「あなたに“照準が合わさった”メッセージがあるよ」みたいにイメージすると、分かりやすいんじゃないでしょうか。他の誰か宛てかもしれない。いろいろな可能性がある中で、あなた宛てのものだよ、と照準が定められる・・・・・・というノリで、Imagine!
例文で”for”のイメージをチェック!②:purposeのやつ
■ “for”の定義
2 having the purpose of:
例:I’m sorry, the books are not for sale.
(引用:Cambridge Dictionary)
↑その本が何を志向したものか。からの、目的・意図。直感的ですね。オシャレなインテリアとして置いてあるのか、販売している本なのか・・・・・・Imagine!
例文で”for”のイメージをチェック!③:because ofのやつ
■ “for”の定義
3 because of or as a result of something:
例:I don’t eat meat for various reasons.
(引用:Cambridge Dictionary)
↑ベジタリアンやビーガンの人が「肉を食べない」のは、様々な理由・論理を意識しているからでしょう。「肉を食べる理由」と「肉を食べない理由」がある中で、どちらに意識の照準が合わさっているのか。
「I don’t eat meat」なのは「various reasons」を志向しているからだよ、と繋げる存在が forだと言えるでしょう。Imagine!
例文で”for”のイメージをチェック!④:time/distanceのやつ
■ “for”の定義
4 used to show an amount of time or distance:
例:I haven’t played tennis for years.
(引用:Cambridge Dictionary)
↑forを共通するイメージで説明しようとした時、ひっかかりがちなのがコレでしょうが・・・・
↑コチラの記事でまとめました。省略!
例文で”for”のイメージをチェック!⑤:occasionのやつ
■ “for”の定義
5 on the occasion of or at the time of:
例:What did you buy him for Christmas?
(引用:Cambridge Dictionary)
↑atにも似てくる forです。例文なら、どうしてプレゼントを買うのか。クリスマスを意識して、そのためのプレゼントを買うんだよ、と・・・・・Imagine!
例文で”for”のイメージをチェック!⑥:comparingのやつ
■ “for”の定義
6 used for comparing one thing with others of the same type:
例:She’s very mature for her age.
(引用:Cambridge Dictionary)
↑画像が「そういうことじゃないだろ」って感じになってしまいましたが、めんどくさいのでスルーで(画像はイメージですw)。
「年齢のわりに、とても大人っぽいね。成熟しているね。」という話ですが、まさに「年齢を考えたらば」とか「意識してみると」っていうノリですよね。forがピッタリ!
例文で”for”のイメージをチェック!⑦:responsibilityのやつ
〜省略〜(responsibleありきで直感的な感じもあるかな〜、と思うので省略。まあ「志向性」のイメージ、あると思います!)
例文で”for”のイメージをチェック!⑧:supportのやつ
〜省略〜(同上。つながる単語ありきな感じがする上で、voteとかapplauseとか「志向性」のイメージ、あると思います!)
例文で”for”のイメージをチェック!⑨:helpのやつ
↑単純に「何かをする」のではなく、誰かを「意識」して、その人のために何ができるのか。直感的ですね。その行為は、誰に”照準を定めた”ものなのか、というノリで・・・・・Imagine!
例文で”for”のイメージをチェック!⑩:in relation toのやつ
■ “for”の定義
10 in relation to someone or something:
例:Her feelings for him had changed.
(引用:Cambridge Dictionary)
↑feelingなんかは、まさに「意識」関係のワードですね。彼に”対する”意識・感情・気持ちが変わったんだよ、という forを・・・・・Imagine!
例文で”for”のイメージをチェック!⑪:paymentのやつ
〜省略〜(pay forとか sellとかの話ですが、これも「志向性」で説明できるかと思います!)
例文で”for”のイメージをチェック!⑫:representingのやつ
〜省略〜(同上)
例文で”for”のイメージをチェック!⑬:towardsのやつ
〜省略〜
例文で”for”のイメージをチェック!⑭:meaningのやつ
■ “for”の定義
14 showing meaning:
例:What’s the Spanish word for “vegetarian”?
(引用:Cambridge Dictionary)
↑ベジタリアンという概念があって、それを“指す”単語はなんなんだい?という話です。超がつくほど、直感的ですね。文脈・状況に応じて・・・・・Imagine!
例文で”for”のイメージをチェック!⑮:to getのやつ
■ “for”の定義
15 in order to get or achieve:
例:I hate waiting for public transport.
(引用:Cambridge Dictionary)
↑これも、まさに「志向性」でしょう。「ここで待っていれば電車がくる」という意識があるからこそ、「待つ」ことができるわけです。それがなければ「何やってんだコイツら・・・」と恐怖すら抱くことでしょう。
ところで、こうして色々見てみると、日本語で言う「を」のポジションが「for」である、という一面があると言えるかもしれませんね。オモローですね。
この例なら waitからの「〜”を”待つ」みたいに、組み合わされる動詞の意味と、日本語の「を」を使ってイメージしてみると、forの感覚に辿りつきやすかったりするんじゃないでしょうか!
例文で”for”のイメージをチェック!⑯:dutyのやつ
〜省略〜(特に解説することがないので省略。)
例文で”for”のイメージをチェック!⑰:in troubleのやつ
〜省略〜(こういうのは、もうイディオム扱いしたい派で、forのイメージ自体は変わらず「志向性」と言えるので省略!)
おわり。
(^。^)
↑「あらゆる単語の図鑑があればな〜〜〜!!」という子羊へのオススメ。
↑いわゆる「「「文法」」」を日本語で、ザーッと網羅しとくならコレでOK。
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辞書からの引用の詳細
本記事には、Cambridge Dictionaryからの、定義又は例文の引用が含まれます。
- “For.” Cambridge dictionary, Cambridge University Press, https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/for. Accessed 24 Mar. 2019.
引用箇所では省略して、辞書名をアンカーテキストとした該当URLへのリンクのみを明示しています。